内容説明
『舌で稼ぐ』舌を味わうというのは、なめてもらうことだ。女たちは医者の所へ行って病気を診てもらうように列を作って陰戸をなめてくれるのを待つ―中国の性愛文献史上、特筆すべき閨房術二十六話。奇抜で面白く、大胆かつ大興奮の官能大全。
著者等紹介
土屋英明[ツチヤエイメイ]
1935年、兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒。映像製作会社を退社後、文筆家。中国の文化と文学を研究
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感想・レビュー
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澤水月
1
「旦那はウケじゃない、ウケは最中に屁を放らねぇもんだ。これは屁じゃねぇ、海底烙という怖いガスだ。珍宝にこれを打ち込まれたからには3日以内に目がつぶれる!」身分差もホモもレズも何でもござれの大らかさ。ほかに「井戸水の相性で女陰が臭いため冠婚葬祭だろうと女は全員下半身すっぽんぽんの村」の話とか…20世紀始めの中国艶笑譚。最高!2009/11/13
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中国の艶笑譚を集めた1冊。近親相姦異種姦百合薔薇寝取られおねショタ…もう何でもあり。尻穴の持病を他人の巨根で癒す男、蛇と情交する女、性的能力を高める各種仙薬の広告、数十種の異なる音を発する驚異の女陰、男女問わずモテる美男子が幽霊に誘惑され絞り尽くされる話、無理矢理カマを掘った相手が妾と浮気して修羅場と化す話、派閥抗争の激化する女学校に送り込まれた一人の女装美男子が生徒を誘惑しまくる(それなんてエロゲ?)話…などなど、多彩かつトンデモなエロ話が愉しめる。『聊斎志異』を生んだ国はエロの懐も伊達ではござらん。2012/10/29