内容説明
プノンペンにいる長期滞在日本人の多くは、稼いだ貯金を元手に一日でも長く居られるよう、努力している。どくだみ荘の面々も何とか楽な仕事を見つけて自立できないかと、居間では日夜「割のいい儲け話」の熱い議論が。過激な面白さの極み。
目次
食えまっせ！
風俗開業計画
ゴルゴの特殊料理
デカい仕事
神の試練？
メルセデス一族との抗争
お隣さんは精製工場？
帰ってきたターミネーター
プレデターの親孝行
プノンペンの純愛物語
傷だらけの旅人
危険な情事
メガネ！メガネ！メガネ！
１３日の金曜日ｉｎどくだみ荘
最後の修羅場
著者等紹介
クーロン黒沢［クーロンクロサワ］
１９７１年、東京都生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maharaja
1
プノンペンに一度行ってみたな。けっこう前の本だから、この時みたいな混沌さはもう無いだろうけれど。日本でのストレス生活に疲れて逃げ込む人の聖地みたいなイメージなので、ぼくも疲れ切ったらここで沈殿したい。とはいえ、もうそういう感じでもないのかなー？近いうちに一回行ってみないといけないと思った、癖強すぎる人多い。それにしても、たまに出てくるクーロンさんの例えが幅広い教養？というか知識の幅を感じるし、読んでて飽きないのは、やっぱりこの筆力だなあと感じた。僕も旅行記を書く時は参考にしたい。そして新刊はよ！新刊を希望2021/11/08
UG akasaka
1
読了しました。 @kurosawa6502 さんの体験談が面白おかしく綴られでいて腹を抱えて笑ってしまいましたw。面白かったです！未読の方は是非！2013/07/24
max99
1
破滅的な人生には憧れちゃうけど、 一生実行することはないだろうなぁ・・・2012/09/20
暗黒大陸すがわら
0
クーロン黒沢氏の著作は、裏モノ雑誌で良く目にしていたが、コンピューターに弱い私は、なぜか、読まず嫌いをしていた。 しかし、多頭飼育で一世を風靡し、根本敬氏が、「でも、やるんだよ！」を発掘した伝説のしおさいの里のドキュメンタリーを見てから、どっぷりはまってしまった。 今作は、個性的かつ素晴らしすぎるので日本国内に収まりきらず、カンボジアという当時、混沌として自由すぎた桃源郷に快楽と夢を求めた男たち。 欲望に忠実で、小学生気分のぬけない先輩方の生き方は抱腹絶倒！2019/04/09
