内容説明
北アルプス・槍ヶ岳からのSOSを受けたアマチュア無線家から、長野県警豊科署に連絡が入った。しかし、東京・世田谷区に住む「スギムラ」と名乗った発信人に該当する人物は、北海道に出張中。しかも行方不明だという。豊科署の道原伝吉は不吉な予感を抱く。やがて杉村は雪の中で発見され、SOSもいたずらだという結論に達した。数カ月後、今度は豊科消防署に人骨と赤い靴紐の入った小包が届く…。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
1933年、長野県生まれ
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