内容説明
葬儀の帰り、教会を出た私は見知らぬ婦人に声をかけられた。小林悦子。高校時代に交際していた女生徒の友人だった。バレンタインカードをくれたこともあったらしい。私にも女と知り合うために情熱を注いだ時期もあったのだ。ひと月後、私は悦子を食事に誘った―。「抱擁」をはじめ、北方謙三が紡ぎ出す男と女の愛のかたち八篇。単行本未収録エッセイ「女たちよ。」収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
43
キザキザキザキザ!かっこいい!惚れるなって言う方が無理。だがしかしヒロインが皆いいオンナ過ぎて1ミリも自己投影できず。主人公はすべて北方先生その人に思えてしまう。ハァ恋やつれしてみたひ。2017/09/23
権蔵
2
また読んでしまった…キザすぎる…格好つけすぎ…そんな北方作品に惹きつけられる…やっぱり人は、自分にないものに魅力を感じてしまうのだろうなあ…2015/11/24
roco
1
中年の男性の恋。娘くらいの女性を育てる話が多かった。バブル期?!昭和の恋というイメージで読み終えた。ロマンティストで子どもっぽく、最近はこんな恋してる男性は少ないんだろうな…2021/11/14
ネスミス
1
カッコつけた男が多く登場していて、煙草をよく吸っていた。なんだか前時代的なちょいワル親父が多く、平成初期な雰囲気?2019/06/24
真夏みのり
0
コラムがおもしろかった。短編集なのですが、話ひとつひとつがかなり読みやすいのでちょっとした時間にひとつ分、読むことができます。ちょっとずつ読もうと思っていたのですが、空き時間にひとつずつ読んでたら一冊読み終ってしまいました。2011/03/20
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- 和書
- 推定有罪