内容説明
巨大企業松岡電機の平取締役にすぎなかった三上拓章が、五十七歳で二十四人の上席役員を抜いて社長に大抜擢されて九年。三上を強引に社長の座に据えたのは、創業者にしてオーナーで経営の神様とまでいわれた現相談役の松岡志津男だった。その神様が九十歳をすぎ、孫の邦彦を取締役に昇進させ経営権を松岡一族に取り戻すことに執着する。あと一年で約束の任期を終える三上だったが…!?巨匠の傑作集。
著者等紹介
清水一行[シミズイッコウ]
1931年、東京都生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。