内容説明
対日講話条約の調印された昭和二十六年、聖路加病院にほど近い湊町に運送店の放蕩息子・小原はバー「オハラ」を開業した。空襲で両親を失った岩佐慎二は、小原との丁半博奕で負けて、この店を手伝うことになった。ストリッパー、チンピラ、ダンサー、ジャズシンガー、元豪華客船の楽士…「オハラ」の客はさまざまだが、それぞれの切ない想いを胸にポーカーに人生を賭ける。
著者等紹介
樋口修吉[ヒグチシュウキチ]
1938年、福岡県生まれ
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