徳間文庫<br> 玄宗皇帝

徳間文庫
玄宗皇帝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198914080
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

第六代皇帝・玄宗の時代、唐の繁栄は絶頂期を迎えた。が、晩年、楊貴妃に惑溺し、彼女の親族である楊国忠を重用したため、安禄山、史思明らの反乱を招き、老醜をさらすことになる。光と影の皇帝、玄宗七十八年の生涯と彼をとりまいた楊貴妃、李白、阿倍仲麻呂ら百花繚乱の生きざま。玄宗の祖母・則天武后から筆を起し、大唐帝国の栄光と没落を活写した会心の中国歴史ロマン。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

79
玄宗が則天武后の孫だったとは!こちらでドラマ化される則天武后の話は好きで良く見ていたし「中国版大岡越前」とも言える狄仁傑も登場し、テンション上がってしまった。阿倍仲麻呂、鑑真、李白、杜甫なども登場、周辺国の名も次から次へと出てきて、あの時代の長安は本当に世界的な大都市だったのだなと納得。話があちこち飛ぶので、あの頃の歴史を良く知らないと混乱するかもだけど、まさに傾国の美女、楊貴妃に溺れたために開元の治と称される治世を行なった玄宗の落魄れ加減が痛々しい。安史の乱により最後は帝位を譲っての寂しい終焉となった。2021/06/27

若黎

4
積読本を掘り起こしてたら出てきた。2021/07/15

BIN

3
唐の絶頂期(開元の治)を実現させた玄宗を描いた作品。序盤は則天武后親子と対決し、中盤は武后に見出された人材の意見をよく聞き開元の治を実現させ、終盤は楊貴妃を溺愛し耄碌していく。玄宗皇帝自体には全く魅力は感じられなかった。この時代の人物、李白や阿倍仲麻呂などにも触れられていてそれは良いのだが、教科書的な記述が多くあるので、小説でそういうのを嫌う人にはきついかもしれない。年取った皇帝はダメだな。その点は武后の方が上。2015/01/25

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