内容説明
北朝鮮の亡命高官として世界の注目を浴びてから約十年。現在はソウルの「北韓(北朝鮮)問題調査研究所」の研究員として活躍中の著者が、今回は「軽くユーモラスなタッチで肩の凝らない」南北比較論を書いた。交通事情、買物、料理、歌謡曲、人情、恋愛関係など、日常のこまごまとした問題を取上げ、分析し、同じ民族なのになぜこんなにも違うのかと呆れたり、苦笑したり…。著者ならではの好読物。
目次
1 ソウルに住んでみると…
2 これでも同じ民族か
3 極端同士は相通ずる
4 異質な国の狭間で
5 北朝鮮も人の住む所
6 平壌は巨大な劇場
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
高木正雄
4
面白いかった。特に下ネタが大量にあるのがよかったね(笑)ほかにも北朝鮮国民の対日感情と韓国人の対日感情の比較が興味深かった。高さんは韓国の運転マナーに驚いたそうだが確かにソウル市民の運転はめちゃくちゃだった2025/04/30
ぽて子
1
北朝鮮から韓国へ亡命した外交官のエッセイ。南北の比較が非常に興味深かった。彼が亡命したのは1991年だからもう20年以上も前になるけど、それでも報道でしか知らない市井の人の姿が伺えて面白かった。特に下の方の話もあけすけに語られててびっくり。2012/03/26