内容説明
沢井聡子は、15歳で水泳の世界大会に優勝した金メダリスト。しかし栄光と引き替えに、その後の三年間で人を信じる心を失い、疲れ果てて失踪を決意。その途中、川で溺れかけた少年・正敏を救い、母親に招かれて豪華な夏休みを過ごす。一方、援助交際の後で焼身自殺をとげた親友の死の真相を追う女子高生・佐山清美は、ある豪邸のパーティに潜入することになる。それは正敏の13歳の誕生会“夜会”だった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
30
久しぶりの赤川次郎作品。15歳で水泳大会で金メダルをとった沢井聡子。彼女が川で溺れかけていた少年を助けたことから物語が動き出す。正直、不気味というか気持ち悪い話だった。世の中にはこんな摩訶不思議なことが溢れているのかもしれない。2020/06/13
hnzwd
19
ミステリと思って読み始めてしまいましたが、純粋なホラー作品でした。とはいえ、赤川次郎なので、怖さというよりは軽さを感じる違和感。一応のトリックに準じた伏線は張ってあるのかな。。弱めな気もしましたが。2022/12/09
水戸
1
ただの推理ものかと思ったら、ファンタジーも絡んでた。すいすい読めますが、赤川さんは説明が簡素だから、この登場人物は誰だっけ、てなる方もいるのではないかと。男女のアレコレや嫉妬・羨望・堕落なんかを、これだけアッサリ要点だけで描けるのは、すごいなとおもいます。2014/09/16
smi1eeeeeee
0
お風呂で読んでたから、すごく怖かった!プールに幽霊が出てくる場面((((;゚Д゚))))2015/01/18
あやえり
0
初赤川次郎。三毛猫ホームズとか短編のイメージだったからこんなファンタジーホラー書くんだって意外でした。2013/09/06