内容説明
愛人の川北留次から「女房を殺してしまった」と電話で告白された斎藤マリ。彼のアリバイを偽装工作するため、被害者に変装して、東京から高山までの道のりを単独でドライヴすることに…。しかし、銀色のブルゾンを着たオートバイ男の尾行や、謎の脅迫状、レストラン店員の不可解な言動など、数々のトラブルがマリを襲う!鬼才が放つ、本格カー・トラベル・ミステリー新装版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
胡瑯
7
最初タイトルが分数だから吉敷シリーズかなと思ってましたが違うんですね。女性の一人称で書かれたストーリーに何かあるな・・・と思っていたらそういうことでしたか。ドラマにしたら面白そうですね。(ドラマになっていたようです)2014/08/14
Tetchy
5
ストーリーは不倫相手が嫁さんを殺し、そのアリバイ作りのために愛人である主人公が東京から飛騨高山の別荘まで嫁さんになりすまして周囲の人々に印象付けながらアリバイ工作を助けるといったもので、その道中に島田ならではの幻想味が適度に調合されている。しかし、構成が単純なため、真相は簡単に解った。やはり出張中のサラリーマンが車中で読み終わる程度のライトさを意識しているのだろうな。すなわち缶ビール(もしくは缶チューハイ)・ミステリである。まあ、たまにはこういうのもいいか。2009/08/18
鳥居
1
割と早い段階でなんとなく真相の見当がついてしまいました。主人公がかなり錯乱します。もう少し落ち着けよ......。雰囲気は好きですが。2014/01/17
kanamori
0
☆☆★2011/10/23
牧瀬ちゃみ
0
[★★★☆☆]2005/10/07