内容説明
インドの娼窟へ売られたネパールの少女ジーナ、バングラデシュの農場長の家で働く奉行人チョビー、サイゴンの街を走るシクロ乗りの男たち、マニラのストリート・チルドレン…。アジアの国々には貧しいながらもたくましく、力強く生きる人々がいる。元気をもらうため、今日も私たちは彼らとの出会いを求めるのだ。ツアーでは見られないアジアの貌。これを読めばアジアにハマること請け合い。
目次
アジアの路地裏へ（下川裕治）
マニラ、路地裏の子供たち（浜なつ子）
シクロが俺に“撮れ”という（木村聡）
マイティの少女（長谷川まり子）
少女奉公人・チョビー（森川庚一）
切手売りの夏（駒村康孝）
仁寺洞の古書店魂（内沢旬子）
南国那覇で暮らしてみれば（仲村清司）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
川上
1
下川裕治の文は情緒があっていいですね。ほかの人もなかなかに味がある。 アジアに長期滞在してみたい欲求をこの手の紀行文で紛らわしております。 ゲテモノや買春ものも嫌いじゃないけど、たまにはこういう正統派も乙なものです。2015/09/17
