内容説明
朝鮮民族ほど日常生活でことわざを使う民族はいない。朝鮮ではことわざのことを「俗談」というが、その他に俚諺、俗諺などという字を当てる。これからもわかるように、ことわざは庶民の社会的歴史的所産なのだ。本書は朝鮮の代表的なことわざを選び、朝鮮人の発想、風俗習慣、あるいは社会的状況などを解説している。朝鮮および朝鮮人を知るうえで恰好の読み物といえる。
目次
第1章 韓国の“今”が見える
第2章 朝鮮の複雑な“家・社会”がわかる
第3章 朝鮮の“歴史”と“文化”に気づく
第4章 朝鮮の奇想天外な“説話”を楽しむ
第5章 よく使われる朝鮮の諺300選
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
3
この本は99年版だが、初版は87年の出版だ。当時の韓国は自由選挙が初めて行われたばかりで、まだまだ昔の儒教の教えを色濃く残していた時代だろう。今とはだいぶ違うハズだから、この本に書いてある韓国を真に受けても仕方がないのかもしれないが、逆に韓国の素地が分かるかも。とにかく「直情径行」とか、「出自が大事」とか「人情はあっても義理はない」とか、豊臣秀吉の朝鮮出兵に対する恨みは何度も出てくるし、イヤなところだけを拾えば嫌悪感は募るが、でもまあ、お互いさまなのかもしれない。相手を挑発しないだけ日本がマシか。2014/03/07
がんぞ
0
日本語は達者だが在日朝鮮人としてプライドを保つため偏見に満ちている。韓国贔屓の司馬遼太郎がp145「日本は経済的にまったく得るところがなく損にしかならなかったのに朝鮮の植民地化をどうしてやったか不可解」とNHKで言ったのが不可解と呆けたり(地政学的意志だが全く良いことなかった)「秀吉の侵略から三百年たっても傷跡は深かった」と強弁。生産を軽蔑する両班を『両班は凍えても藁火に当たらない』の項で揶揄。在日二、三、四世の80%は日本人と結婚し日本人になるという、在日でいさせるため対日憎悪を煽る危険に気づかないか?2014/03/04
Tamako
0
言葉を学ぶにはその言葉の礎となる文化を知る必要がある。そう思って読んだところ、なるほどいろいろととても参考になった。 これかも繰り返し参照したい。2018/11/08