徳間文庫<br> 私は金正日の「踊り子」だった〈上〉

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徳間文庫
私は金正日の「踊り子」だった〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198910068
  • NDC分類 929.16
  • Cコード C0197

内容説明

北朝鮮の貧しい家の長女として生まれた著者・申英姫は、美貌と才能によって舞踊の世界に入り、トップスターへの道を歩んでいく。ある夜、絶大な権力者・金正日の主催する秘密パーティーでの公演を命じられる。淫らな踊りと幹部たちのレイプまがりの暴力。金日成ロイヤル・ファミリーの愛人となり、やがて闇に葬られる仲間の踊り子たち。屈辱に耐えながらも党への忠誠を曲げない彼女だったが―。

目次

プロローグ 亡命
故郷・南浦
舞踊家を夢見る少女
ピパダ歌劇団のオーディション
首都平壌での出発
ピパダ歌劇団
ロイヤル・ファミリーとの恋
秘密の城で行われたお見合い
ある女優の公開処刑
舞踊の最高峰へ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うたまる

1
「曲芸組や白頭山組の踊りは私が見るかぎり、舞踏でも何でもなく、ただの淫乱なしぐさに他ならなかった。しかし、その踊りを金正日は忠誠心が高いと称賛した。私は他の誰でもない、金正日指導者同志が喜んでいらっしゃるのなら、そうしたことに対する私の認識も改めなければならないと決心した」……脱北した元”喜び組”の一員、申英姫の回顧録。彼女のライフストーリーが主軸ながら、どうしても喜び組の異常性に目が奪われる。女性だけに性描写は抑制的だが、それでも愛人オーディション、小便ビール、半裸ダンスなど、ゲスキモワールド全開だ。2020/10/31

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