内容説明
僕の名は池沢瞳。三十半ばで四つの会社の社長。といっても父の跡を継いだだけだから威張れるものではないけれど。そんな僕もついに大仕事をやってのけた。妻の美奈子を殺したのだ。ところが死体の始末がつかない内に恋人の祐子が現れ、次に脱走した凶悪犯が乱入して大混乱。困ったあげくに妻が誘拐されたという話をでっちあげるが、見知らぬ男から本当に身代金要求の電話が…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aqualily
3
小さい頃読んですごく面白かった印象が残っていたから本屋さんで購入。もう人が死ぬわ死ぬわ、どんどん登場人物が減っていく。しっかりしていなくて抜けたところのある主人公の心中描写につっこみを入れつつ、楽しく読みました。赤川次郎のサスペンスって、こういうトリックだったのか!とかあの人が犯人なんて!とかいうのには期待しないけど、どこか愛嬌のある登場人物をいつのまにか好きになってる。2012/05/28
蘇我クラフト
2
登場人物全員バカすぎてびっくりした。途中からイライラしてきた。2023/09/19
しほりん
2
サスペンスなのに笑っちゃう。ハラハラドキドキっていうよりワクワクする!次から次へとページが進みました。冗談たっぷりな犯人の心の中がおもしろい!
リリパス
1
簡単に書くと、「ふとしたきっかけで、社長さんが、自分の奥さんを殺してしまいました。奥さんの死体をどうにか隠そう。としていたら、近所のおしゃべりおばさん・会社の社長秘書(女)・逃亡犯・秘書(男)・刑事などが、次から次へと、社長さんの家に来てしまい、思うように進められなくて・・・・」というお話。主人公の男社長・逃亡犯・刑事・男秘書など、登場する男性キャラのほとんどがアホの子タイプのキャラばかりで、もはや、てんやわんやしているため、(大丈夫なの、これ・・・???)と、ツッコミどころ満載で、面白かったです。2020/11/26
Masako Karasawa
1
面白かった(*^_^*)