徳間文庫<br> 秘密の本棚〈1〉縛りと責め―幻の雑誌1953‐1964の記録

徳間文庫
秘密の本棚〈1〉縛りと責め―幻の雑誌1953‐1964の記録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 679p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198909635
  • NDC分類 598.2
  • Cコード C0193

内容説明

昭和二十一年創刊の『奇譚クラブ』誌は、当初実話雑誌として始まったが、昭和二十七年よりSMに的を絞り、多くの読者の賛同を得た。ところが、昭和三十年猥褻図書として発禁処分を受ける。昭和三十一年四月号(復刊三号)より伏せ字の制約が解除される。戦前はSMというだけで「変態」の汚名をうけた異端の世界は、ここに新たな形で花開いた。本書は、その多彩な世界をフィクション、告白、論文にて纏めた。

目次

フィクション篇(お町の最期(花巻京太郎)
アブノーマル・ファンタジー(岡田咲子)
白面鬼(竹谷十三) ほか)
告白手記篇(悪癖(榎本利子)
飼育(久留木栄)
狙われた女給の手記(日下絹子) ほか)
小論文篇(緊縛に関する十二章(辻村隆)
縄をめぐる随想(久留木栄)
木馬責に関するノート(甲斐仁参) ほか)