内容説明
世界的企業ソニーの創業者・井深大氏は、その後半生を幼児教育に傾注した。三十有余年、母親と幼児との実践教育の現場を踏まえ、氏は、ひとつの事実を確信するに至った。それは、ある意味で「常識」に真っ向から挑戦するものだった。同時に、「心」の貧しさが嘆じられる現代社会にとって、大きな朗報でもあった。―母と胎児は互いに心のコミュニケーションを続けて、深化していく―。この事実を基に、「井深理論」が確立していったのだ。
目次
第1章 遺伝子は人間の「心」を語れるか
第2章 生まれてからでは遅すぎる
第3章 「環境」としての母親
第4章 母と子のスーパー・コミュニケーション
第5章 なぜ今「胎児」なのか
終章 今、しなければならないこと―私の二十一世紀への遺言