内容説明
本書は、社会移動を中心的なテーマとして、計量的な分析手法をもちいた歴史社会学―計量歴史社会学―の試みである。言葉を換えれば、近代の日本人がどのような社会移動を経験してきたのかを、統計的な数値データを利用して、歴史的にみた研究ということになる。
目次
第1章 「社会移動の歴史社会学」に向けて
第2章 「移動」研究は何を明らかにしてきたか
第3章 「移動」の開始―「職業の世界」の拡大
第4章 戦間期における学歴社会の成立
第5章 戦中戦後の「移動」
第6章 都市‐農村関係の変容
第7章 学卒労働市場の変容
第8章 社会移動の歴史社会学
著者等紹介
佐藤香[サトウカオル]
1960年東京都生まれ。1978年日本女子大学付属高等学校卒業。1999年東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程単位取得退学。東京工業大学大学院社会理工学研究科助手を経て現在、東京大学社会科学研究所助教授。博士(工学)。専攻は計量歴史社会学、教育社会学
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