徳間文庫<br> 浮かぶ瀬もなし

徳間文庫
浮かぶ瀬もなし

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198909307
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

元禄大飢饉により津軽藩は窮乏の危機に陥った。召放ちの立場に追い込まれようとしていた棟方長九郎は、勘定奉行・森岡主膳から、賄賂を出せば召放ちを免じると申し渡される。しかも賄賂とは長九郎の妻・松枝であった。妻と家のどちらをとるのか、苦悶する長九郎が選んだ道は…!?(「浮かぶ瀬もなし」)。表題作他、武家社会にあって、建前と本音の狭間で呻吟する人々の姿を描いた八篇を収録。文庫オリジナル。