徳間文庫<br> 殺し人別帳―殺し稼業千切良十内

徳間文庫
殺し人別帳―殺し稼業千切良十内

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198908249
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

千切良十内、六十一歳の老十五屋。五、六、四を足すと十五になるのを掛けた殺し屋の俗称だ。二十三年前まで常陸国麻生藩二万三千石、新庄直矩の家臣だった十内だが、喧嘩で人を斬り、脱藩。江戸で餓死寸前に拾われて殺し稼業に入って以来、馬針を使った手練の技で、なんとか生き延びている。今度の依頼は、本所の石原町に住む二百石の旗本だ…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

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千切良十内の3作目。前作のみが長編の体裁で、一作目と本作は連作短編になっている。本作は前作の内容を踏襲していないので、話の整合しない部分もあるがご愛敬。目次が9つあり、殺しはその数以上となる。勧善懲悪とは無縁の殺しだが、さすがに女を手に掛けるのは気が重い。ウラを探るのは掟破りだが、片足の入った老境、殺しのために奮起する理由は必要だ。著者峰氏の作品群の中でも、血を見ない異色の本シリーズ、あと一冊。もっと書いて欲しかった。では、馬針が相手の腹に無痛で吸い込まれて行き、そして3日目に死ぬ。★★★★☆☆2011/10/04

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