内容説明
冷戦終結後、激動する世界にあって日本だけがいまだにぬるま湯につかっているのではないだろうか。いまや唯一の超大国にして、しかもやや落ち目で無責任になったアメリカの庇護を日本は抜け出せないでいるのではないか。一番の問題は何か!?「自己本位」を回復することではないか。現代日本が抱える政治、社会、外交、教育、歴史認識に一本筋を通すことを説いた最新オリジナル評論集。
目次
五十年前の歴史をどうとらえるか
国際政治に照らしてみた自民党と社会党
オウムと破防法
日本の安全保障
難民時代と日本の労働力
欧米への挑戦
日本とドイツ―その戦後史
教育問題―どうすれば改革ができるか
1989~90年―世界激変への証言