内容説明
金融ビッグバンや規制緩和などの美名のもとに、ある意味で、小企業や個人に厳しい時代が到来しようとしている。零細といわれる小売りからベンチャーといわれる小企業の世界まで、この時代はリスキーであるが、別の面から見ればチャンスに溢れる時ともいえる。全国をくまなく歩き、小企業でありながら時代の先駆けともなっている小売店を取材し、具体的なノウハウを詳述する。
目次
袋小路のきものを再生させた常識ぬがせの手腕
品揃えの差別化をはかるスポーツ券販売の手腕
安さだけでない品揃えで差がつく行商人
大きな声が繁盛の秘密
商品を絞り込み一番を目指す経営
本物をつくる封建的な修業
高く売るために付加価値をつける
何かを創り出すことが違いにつながる
町にふさわしい商品を一つだけという奥義
専門店に転換してコミュニケーションを強化〔ほか〕