徳間文庫<br> オウムを喰おうとした男―小説 O鉄工事件

徳間文庫
オウムを喰おうとした男―小説 O鉄工事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198906337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

石川県で年商四十億の「オオハラ鉄工グループ」を経営する大原雄治が麻原彰晃の門をたたいたのは阿含宗の元会員からの紹介があったからだ。大原は以前より瞑想に興味があり、一時は阿含宗の会員でもあった。最終解脱者がいると聞き東京に出たついでに妻を伴い世田谷の麻原の道場を訪ねたのだ。それが地獄の入り口になるとは思いもしなかった。オウムを利用し、経営に活かそうとした人間が覗いた闇…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イケタク

3
評価☆☆☆☆ 最悪の国内テロ「地下鉄サリン事件」から、20年以上が経過、つまりこの最悪の事件を知らない層が成人となっている。 サラリーマンのみならず医者や弁護士など社会的地位の高い人たちも含まれ、凶悪犯罪に手を染めてしまう。 本書主人公である大原氏は地方都市とは言え中やり手の経営者であった。 彼は犯罪には手を染めなかったとは言え教団の言うがままに会社を乗っ取られてゆく。 麻原のカリスマ性も迫力も全く理解不能で何故言いなりになってしまったのか不可解。 だが、それこそが洗脳と言うのもなのかもしれない。2016/06/14

無謀庵@Reader

1
青山吉伸の冷淡そうな顔、新実智光の何を考えているかわからない感じ、上祐史浩の押しの強さ、村井秀夫のどこか嘘を言うにも努力をしてそうな感じ、そして麻原、あの頃ニュースで見ていたオウムの人々が蘇ってくる。それにしてもあの事件、どうしても滑稽で、皆キャラクター的に見えてしまう。あんなことをやるのはよほど異様な連中だ、ということにしたくなる心理だろうか。理解不能の異常者集団でなければいけない、でも理解できる範囲の異常さでしかない、その矛盾が滑稽さに見えるだけなのかも。2017/01/12

大熊真春(OKUMA Masaharu)

1
オウム真理教の「オカムラ鉄工乗っ取り事件」をモデルとした小説。「大原鉄工グループ」の経営者「大原雄治」の入信から解放までのお話。教団の動きについては既存のオウム裁判の傍聴記からそのまま引き写してきたような感じ。実際の「オカムラ」がどの程度フィクション化されているのかが知りたい。オウム幹部の人柄の描写などはいかにもそれらしくて興味深かった。2017/01/08

イケタク

1
評価⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 北陸の名門企業の経営者がオウムにのめり込み、会社が乗っ取られると言う実話を小説化している。 盲目な信仰の怖さもさることながら、後に引けなくなる恐ろしさも感じる。

がんぞ

0
巨大な資金を動かす実業家とか、何万人に自分の名を書かせる政治家とか、ある種のESP能力を持っているのじゃないかと思っていたが、主人公・大原も若い頃からちょっとした予知能力に目覚め…そのお陰か「スプロケット製造」という事業で成功し…桐山靖雄の阿含宗(あることがあって失望し)…そして「オウム神仙の会」にのめりこんだ/だが、選挙に打って出て惨敗した後の教祖・麻原は凡人臭丸出し(それでもある種の能力があった?)…「何でも処理できる装置」開発で大原の会社を救うと称して、反対する従業員の代わりに信者を入れ乗っ取りに…2017/01/06

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