内容説明
「この対談のゲストは、佐高さんが人選なさっているんだろうけれども、あまり断られないでしょう。断るとエライ目に遭う。敵対関係になるとマズイというので、呼ばれたらとりあえず喜んで出てくる」。喜んでにしろ、しぶしぶにしろ対論の場に臨んだ論者たち。佐高信の容赦ない尋問のムチがふるわれる。あらゆる諸相から、現在の日本を論じ、間断することのない、一級の対論集。我々は、今どこにいるのか。
目次
政治(闘う批評とは何か―文学と憲法のはざまで;敗戦世代は何を糧に生きるか ほか)
経済(金融モラル確立が「日本浮上」の鍵;日本企業を解く鍵「内面指導」 ほか)
ジャーナリズム(ノンフィクションの「事実を見る眼」とは何か;堕ちたジャーナリズムが日本を滅ぼす ほか)
思想(目覚めよ! ジャーナリズム;“儒教三千年”の本質に迫る! ほか)
くらし(若者と中年、掛け値なしの対立;“間違いがあって世の中”の現実を知る ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カネコ
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○2011/11/04
Shoichi Kambe
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*本多勝一→日本のジャーナリズムは、もって回った理屈を付けて正当化しますでしょう。教科書で「侵略」ではなくて「進出」長良川の「河口ダム」を「河口堰」→体制側が自己防衛のために考えた言葉を、そのままマスコミが使っている。PKO→平和維持活動→平和維持作戦 体制側の“詐欺用語”を、マスコミが無反省にそっくりそのまま使うところに問題がある。 *森本哲郎→今の政界のだらしなさと言うのは「国民はそれにふさわしい指導しか持てない」ということから言えば、われわれ一般の責任もあると思うんです。 *伊集院静→在日韓国人二世2021/05/05