内容説明
愛妾15人を男のサオで統御する“女道楽”。覗きを芸術の高みにまで磨き上げた執念の哲人。女を拝み倒して集めた汚れ下着1200枚の収集家。接して漏らさずで4人妻に君臨した“性丈夫”…本書に登場する助平界の第一人者10人に共通するのは「極上の快楽を求める」飽くなき探求心だ。さあ、彼ら性の達人の言葉に耳を傾けてみよう。そこには下半身の困リモノをとおして炙りだされた人間の深奥が見え隠れしている。
目次
てかけ十三人半の“女極道”―黒田政治
覗きを聖にした男―覗きの為五郎(高見秋夫)
汚れ下着一筋の収集狂―石原薫
四人妻に君臨した性豪―神保功
おとこ一筋のはみだし男色人生―永登元次郎
夫婦交換歴千回を誇る二人の愛情哲学―西山功・緑夫妻
ひとつ屋根の下に五人の女房を持つ男―高瀬実
女の分身にかけるコレクター魂―安田義章
性のタレントを自負するテレクラ漫画家―成田アキラ
ジゴロ稼業の虚々実々―伏見直樹
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つちのこ
39
1996年増補版。昭和の匂いが漂う風俗ドキュメント。性愛評論家という肩書の著者は、日本テレビ「11PM」のコーディネーター兼レポーターとして長く関わっていたようだ。登場する10名は、13人のお妾さんをもつ会社経営者や覗き趣味のオヤジ、エロ写真コレクターや一夫多妻の男、ホストなど。なかでも、1980年代にテレクラブームをけん引した成田アキラ氏は、テレクラで知り合った人妻との情事を描く漫画の内容が眉唾モノで「ホントとかいな?」と半信半疑だった。汚れ下着収集家の石原薫氏は高名な画家。いやはや性の世界は奥が深い。2025/07/28
びせんて
1
「こんばんは、夜のクリーニング屋です」2022/05/07
Kavi
0
一夫多妻制の男から、ウンゲロ男まで、サブカル全盛期に会社の先輩がおもしろがって貸してくれたのだけど、初心な私には強烈過ぎたわ。今の時代なら、相当なセクハラだな。
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