内容説明
十年前に謎の首吊り自殺を遂げた父・耕之介が残した四行詩が、朝比奈耕作の運命を変えた。「四つの村から神が来る/花咲、鳥啼、風吹、月影/『四神』たちの崇りなり/我、秘密を知り過ぎたり」そして届けられた一通の手紙。助けを求めるその手紙は花咲村からのものだった。郷土史家の父が三十年前に訪れた鳥取県の寒村。桜が舞う中、伝説が蘇り、父の影を追う朝比奈を襲う。「惨劇の村」五部作、待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
coco夏ko10角
13
一冊目/五部作 感想は最終巻で2021/01/01
ホームズ
6
惨劇の村・5部作最初の事件。とりあえず朝比奈耕作と父親である耕之介、尾車教授の関係、耕之介の死の謎、花鳥風月の謎と結構読むと面白いんですよね(笑)ミステリとしてはどこまでも2時間サスペンス(笑)しかも最初の事件は有栖川有栖のに同じトリックあったな〜(笑)そっちのが良かったけど(笑) 朝比奈耕作のキャラクターも多分初めて登場した時は奇抜な化粧をした男って設定も今は割りと(笑)結構好きなシリーズなんですけどね(笑)新・惨劇の村シリーズも早く再開してほしいです(笑)2010/07/27
kiki
5
再読:桜が咲き乱れる人里離れた村に纏わる連続殺人事件。人の命より大事なものがあると堂々と言われそうな集落だなと、薄気味悪く読み進める。そっかぁ、犯人は君だったんだなと悲しくなりながら、発端が愛情だったことに安心する。中の人と外の人では考え方に大きな隔たりがあるからこそ起きた悲劇。そして、朝比奈の父の謎も深まるばかりで、次の巻へ。2020/06/18
iwaken
5
★★★☆☆2018/07/07
Oh!やまびこ
2
読了記録。