出版社内容情報
〈どんでん返しの帝王〉が放つ新シリーズ!
緊迫の警察×心理ミステリー
「戦場に物的証拠は存在しない」
年がら年中、人を殺す方法ばかり考えているミステリー書きが絶えず念頭に置いていたテーマがこれだ。今回、やっと使えることと相成った。他のシリーズでちょくちょく顔を見せている葛城公彦。優しいが平凡極まりない男が非凡な事件に挑む。
乞うご期待。
――中山七里
【人物紹介】
・葛城公彦
警視庁捜査一課の刑事。暴力団とトクリュウの銃撃戦で死亡した警察官の死に違和感を覚え、捜査を進める。
平凡な風貌と柔らかな物腰で相手の懐に入り込み、本音を引き出す。罪は憎んでも、犯人は憎まない。
・紅島雛多
新宿署刑事課の刑事。警官殺しが発生した「新宿騒乱」の現場に出動し、壮絶な銃撃戦を潜り抜けた。
葛城とコンビを組み、事件の真相を追うことに。
戦場と化した歌舞伎町で額を撃ち抜かれた警察官。
誰もが殉職を疑わなかった。葛城を除いて――
【目次】
内容説明
警官殺しVS.警視庁捜査一課最後の良心。戦場と化した歌舞伎町で額を撃ち抜かれた警察官。誰もが殉職を疑わなかった。葛城を除いて―。〈どんでん返しの帝王〉が放つ新シリーズ!緊迫の警察×心理ミステリー。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
itica
69
東京のど真ん中で半グレとヤクザの銃撃戦。その混乱の中で刑事が射殺された。読者には犯人が分かっている。正義の銃弾と言うからには、もしや犯人は迷宮入り?などと思ってみたが、およそ刑事らしからぬ風貌の葛城が盲点を突いてくる。葛城ってこんな男だったっけ?全く記憶にない。主人公になるには毒がなさすぎる気がするが、それが持ち味なんだろうね。個人的には犬養刑事と組んだ作品を読んでみたい。 2026/09/28
D
59
おもしろかった!犯人視点の刑事殺し。そして、平凡な最大公約数の視点を持つ刑事葛城が犯人を追い詰める。犯人側の意識が正義から自己保身に変わるのが特によかった。2026/08/26
オーウェン
58
新たなシリーズという事で、登場するのは刑事である葛城。 飄々としているが、疑いを持てば徹底的に追及する。 倒叙形式をとっており、新宿で起きた暴力団とトクリュウの銃撃戦に女性刑事の雛多も加わっているが、上司の刑事を射殺。 それは恨みによるものだが、その後犯人特定の捜査が始まる。 雛多と組むのは葛城であり、最初の出会いから疑いを持っていることが分かる。 問題は犯人と分かる証拠がないこと。 罠にかけることで、古畑みたいな展開になっているのは今までの中山作品とは違った味わいだった。2026/10/03
さっちゃん
50
歌舞伎町で暴力団とトクリュウによる銃撃戦のさなか、警察官が撃たれて死亡。誰もが殉職と考える中、捜査一課の葛城公彦だけが遺体と現場に違和感を抱く。新宿署の刑事・紅島雛多とコンビを組んでに事件を追うが…。/『静おばあちゃん』など他シリーズでお馴染みの高円寺円の彼氏・葛城刑事が主役の新シリーズ。いきなり派手な銃撃戦から始まりドキドキ。今作は倒叙ミステリで、ジワジワと葛城に追い詰められる犯人の心情描写にこちらまで嫌な汗が出てきそう。ページ数も少なめでサラッと終わるので物足りなさはあったが、シリーズの今後が楽しみ。2026/10/03
nyanco
39
中山さんの新シリーズ。能面、元犯罪者とキャラの濃い主役が多かった中山さんですが、今回の葛城は、平凡で温和、だけど洞察力があるというキャラ、彼自身のキャラは面白かったです。女性刑事目線で始まる冒頭、表紙からも彼女がバディかと思いきや、まさかの犯人。犯人、それも女性刑事目線で物語が進行するのも面白かったです。 トクリュウが闇バイトを大量にやとって銃持たせて、ヤクザと歌舞伎町で戦争!っていうのも面白い。 でも、ボールペン型盗聴器とか、穴が多かったかなぁ。 葛城のキャラは面白いので、次作、期待しています。 →続 2026/10/02
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