出版社内容情報
「ディープステートについて研究することは、かなり難しい面を持っている。世の中には、ディープステートによる陰謀について告発する書物があふれている一方で、社会科学の研究者はそれを、事実にもとづかない陰謀論として扱い?それで終わりにしてしまう傾向が強い。たしかに、まっとうな研究者の立場からすれば、「存在しない
もの」を研究することは不可能である。しかし、宗教について長く研究してきた私のような立場の人間からすれば、陰謀論は現代における「神話」ともとらえられるものであり、それは十分に研究の射程に入ってくる。」(本書まえがきより)
トランプ大統領の告発により、一躍知られるところとなったディープステートとは何か。その現象はアメリカのみならずイギリスやEU諸国にも飛び火。そして、その存在は日本においても様々に取りざたされるようになった。果たして、ディープステートはいつから、語り継がれるようになったのか。そして、その実際はどうなのか。単なる陰謀論にとどまらない人類にとっての古くて新しいテーマに果敢に挑んだのが宗教学の泰斗である著者だ。
その視座は、現代のリアルな社会にとどまらず、陰謀論やディープステートのナラティブが飛び交うバーチャルなインターネット上での論議に加え、リアルな存在としてのディープステートを巡る政権内の主導権争いなど多岐に渡る。
果たして、ディープステートは単なる陰謀論なのか、それとも歴史上に現れては消えた時代のあだ花なのか。2500年の世界の裏面史を徹底的にリサーチした著者渾身の書に刮目せよ!
はじめに グローバル化が生んだ妖怪
第1章 奥底で世界を動かすものの存在
第2章 陰謀が現実であった時代
第3章 ディープステートの源流
第4章 内部からの告発
第5章 ディープステートの誕生
第6章 カバール
第7章 陰謀論の社会的背景とその伝播システム
第8章 ディープステートの世界的な広がり
第9章 アメリカの同時多発テロをめぐる陰謀
第10章 日本とディープステート
第11章 なぜ多くの人がディープステートの存在を信じるのか
おわりに ディープステートという罠
【目次】
目次
第1章 奥底で世界を動かすものの存在―陰謀論の源流
第2章 陰謀が現実であった時代―冷戦下の諜報活動
第3章 ディープステートの源流―トルコの「Derin Devlet」
第4章 内部からの告発―マイク・ロフグレンのディープステートについての分析とその変質
第5章 ディープステートの誕生―アメリカはいかにして見えざる敵を創造したのか
第6章 カバール―21世紀の異端と魔女
第7章 陰謀論の社会的背景とその伝播システム
第8章 ディープステートの世界的な広がり
第9章 アメリカの同時多発テロをめぐる陰謀
第10章 日本とディープステート
第11章 なぜ多くの人がディープステートの存在を信じるのか
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京生まれ。東京大学文学部宗教学宗教史学専修課程卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。現在は作家、宗教学者、東京通信大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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