出版社内容情報
外務省の全てを知る前駐豪大使・山上信吾氏が、これまで語られることがなかった日本外交の闇に光をあてる!
「なぜ日本外交はあんなにも弱腰なのか」。山上氏が講演会など行く先々で問われる疑問に忖度なしで答える義憤の書。
対中国では靖国神社での凌辱事件、在留邦人に対する斬りつけ殺傷事件、対ロシアにおいては北方領土交渉など、事あるごとに露呈する日本外交の腰砕けぶりを洗い出し断罪する。
そして、そんな脆弱な外交力を抱えた日本は「トランプ2.0」を中心とした世界情勢にどう対峙していくべきかを緊急提言。
手嶋龍一氏との対談も収録し、日本外交の再生を期して「あるべき精強な日本外交の姿」を示す。
内容説明
「なぜ日本外交はあんなにも弱腰なのか」。脆弱な外交力を抱えた日本は「トランプ2.0」を中心とした世界情勢にどう対峙していくべきかを緊急提言。
目次
第一章 対アメリカ 大谷翔平をいたわれないEQ(アメリカ大統領選挙を振り返って;トランプ圧勝 ほか)
第二章 対中国 「遺憾砲」の連発で舐められる日本(問題山積みの対中外交;弱腰外交の原因 ほか)
第三章 対ロシア どうする北方領土問題(背信の歴史;ルサンチマンの思い ほか)
第四章 「弱腰外務省」の実態(「不倫の外務」と呼ばれる実態;外交の目からダメ出しする岸田前総理の服センス ほか)
第五章 緊急対談 戦後80年「日本外交のあるべき姿」 山上信吾×手嶋龍一(韓国の政情不安と露朝の接近;北朝鮮の「ロシア派兵」 ほか)
著者等紹介
山上信吾[ヤマガミシンゴ]
前駐オーストラリア特命全権大使。1961年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、84年外務省入省。コロンビア大学大学院留学を経て、01年ジュネーブ国際機関日本政府代表部参事官、07年茨城県警本部警務部長を経て、09年在英国日本国大使館政務担当公使、15年日本国際問題研究所所長代行、17年国際情報統括官、18年経済局長などを歴任。20年オーストラリア日本国特命全権大使に就任。23年末に退官。同志社大学特別客員教授や笹川平和財団上席フェロー等を務めつつ、外交評論活動で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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