出版社内容情報
西のはてに奇妙な森があった。
森と町のあいだには川が流れていた。
町の人たちは
「あの森にはなにかいる。
森には目がある。耳もある」と
うわさをした。
森に入ったまま二度ともどらない人もいた。
でも、町の人は森に木や木の実をとりにいった。
町でただひとり、舟を持つ物静かな少女レーナが、
渡し守をしていた。
ある日、レーナがひそかに思いを寄せる
青年オーレンが、森からもどらなかった。
数日後、嵐のなか、現れたのは
奇妙なヒキガエル。
「森の主(あるじ)」と名乗るそのヒキガエルに、
森の奥の家に招待されたレーナ。
オーレンの行方をさがすレーナは、
ヒキガエルについていく。
遅くなり、泊めてもらうことになったが、
見てはならないという部屋をのぞいてしまったレーナは…?
昔話風の忘れがたい物語。
絵は、世界で人気をほこる
気鋭のイラストレーターのジュリア・サルダ。
内容説明
西のはての奇妙な森―。渡し守のレーナがひそかに思いを寄せる青年オーレンは、ある日、その森に入ったまま帰ってこなかった。オーレンをさがしにいったレーナの前にあらわれたのは、森の主だと名乗る、ヒキガエルのクアクア卿。レーナは、その家に招待されるが、そこで見たものは…?はたして、オーレンは見つかるのか?ちょっぴりこわい昔話風の物語に、今、世界で最も注目される気鋭のイラストレータージュリア・サルダが絵を添えました。美しい絵とともに物語を堪能できる、子どもから大人までひきこまれる絵本。小学校中 高学年~。
著者等紹介
ダーマン,ミリアム[ダーマン,ミリアム] [Dahman,Myriam]
パリ在住の児童文学作家。モロッコで生まれ育ち、18歳で渡仏。フランス開発庁で気候変動の専門家として仕事をしながら、子どもの本を執筆
ディガール,ニコラ[ディガール,ニコラ] [Digard,Nicholas]
1980年パリ生まれ。2006年からテレビアニメの脚本家として執筆を開始。2014年に初めての書籍を刊行。脚本の仕事と並行して、絵本のテキストや長編作品を精力的に発表している
サルダ,ジュリア[サルダ,ジュリア] [Sard`a,J´ulia]
1987年バルセロナ生まれ
河野万里子[コウノマリコ]
翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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