みんなのお墓

個数:
電子版価格
¥2,090
  • 電子版あり

みんなのお墓

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月15日 06時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198658007
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

私たち視界には、いつもお墓があった。

裸になる快感を追い求める主婦。
「真理」がわからないと言う小学四年生四人。
夜コンビニに出ることだけが日課の引きこもり男性。
「真・神塾」という塾への合宿参加を決めたギャル。
潔癖症の妻を持つ中年。
皆それぞれに悩みを抱えつつ、しかし必死に生きていこうとしている面々だった。

彼らはなぜ「内藤家之墓」に引き寄せられてしまうのか。
最後に入る世界・お墓は私のためか誰かのためか。
芥川賞作家が描く悲喜交々の群像劇。

内容説明

「墓参り」のカタチは、十人十色。

著者等紹介

吉村萬壱[ヨシムラマンイチ]
1961年、愛媛県松山市生まれ、大阪育ち。京都教育大学卒業後、東京、大阪の高校、支援学校教諭を務めた後、五十二歳で専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で第九二回文學界新人賞を受賞してデビュー。2003年「ハリガネムシ」で第一二九回芥川賞、2016年『臣女』で第二二回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケンイチミズバ

90
夕暮れ前、だれもいない霊園で全裸になる。解放感に満たされる女はひんやりした墓石に体を密着させ自慰行為に移る。気づくと人の気配とともに靴と服が無くなっている。家までおよそ2キロあるのに。このつかみがスゴイし、要所で爆笑を誘われ引き込まれた。おそらく女は抑圧を抱え、乳癌の傷跡と単身赴任の夫の存在が示唆される。全裸で夜の国道を疾走する女を見た引きこもりの男は幻覚でなかったことを確かめるためもう一度部屋を出ようと決意する。引きこもりも女に遭遇することで自分は正常に思える。そしてそれはもう一人の女にも思えたことだ。2024/05/22

Karl Heintz Schneider

41
恐らく三好愛さんであろう可愛いイラストにはふさわしくないシュールな内容だった。K市営共同墓地を訪れる人々の人間模様。そう思いながら、フムフムと読み始めたのだが、中盤からお墓とは関係ない意味不明な展開が続き、その後もずっと???の思いが消えないまま読了。中でも、とんでもない下品な女が何人も出てきて辟易した。(ここではちょっと書けないような)著者の吉村萬壱さんは初読みの作家さん。以前、芥川賞も取ったことがあるそうだ。でも、これって「文学」なんですか?伊坂さん。読解力がないせいかもしれないが私には合わなかった。2024/08/24

Tαkαo Sαito

32
吉村萬壱先生の作品は全部追っているが、今回も先生の変態さの通常運転ぶりが見られて満足。面白さ、読み応えで言ったら前作の「CF」の方が良いが、今回のような複数の関係がない人間それぞれの生臭さをおもしろおかしく読み易く書いてくれていて感謝。 今の社会では、自分も含めて皆どこかしらおかしい、壊れている部分を持っていると思うし、もはやそれがスタンダードになはずなのに、なおも誰かを吊し上げて、叩き続けえまた別のターゲットを探し続ける社会の気持ち悪さ、歪みにメッセージしているように感じた(考えすぎかもしれないが)2024/04/28

夜明けのランナー

28
もうこれ以上読み進めることは無理かもと一瞬思った。しかし、そこから早かった。ファンタジーではないことは確かだと思うけど、どうなんだろう。ただ読み終えてみると、不思議な時間が流れていたように思える。2024/11/25

そうたそ

18
★★☆☆☆ お墓を巡る悲喜交々の群像劇。全裸になったり、うんこをもらしたり、人によっては拒否感を抱くかもしれないが、その辺は著者の作品としては通常運転。"お墓"という部分にあまり意味合いを感じられないまま話が過ぎていった。面白くないことはないが、読み終わったあとに、結局何だったのかという呆気なさのみが残った。2024/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21824066
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品