「やさしさ」の免罪符―暴走する被害者意識と「社会正義」

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「やさしさ」の免罪符―暴走する被害者意識と「社会正義」

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198657758
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0030

出版社内容情報

能登半島地震
表現・出版へのキャンセル
ALPS処理水海洋放出
原発再稼働
ワクチン…
情報災害はなぜ再び繰り返されるのか?

被害者を護る「優しさ」を掲げて行動すれば
当事者の現実と乖離しても「正しい」のか?

救われるべき弱者・被害者を決めているのは誰?

身勝手な「社会正義」と
安易な優しさを免罪符に掲げた風評加害者は
流言蜚語は拡散を続ける。

国内にはびこる
メディア、活動家、政治家らデマゴーグ
中・韓・北・露など国家規模の風評加害と
我々はどう闘うべきか。

『「正しさ」の商人』で注目の気鋭、最新刊。

<目次>
第1章 被害者文化という侵略者
「絶対的弱者性」は免罪符になるのか
「社会運動」は何を達成すれば終わるのか
ファクトよりも感情が正当化される
善と悪、敵と味方の二元論で語る危うさ
「被害者文化」に蝕まれる「社会正義」・他

第2章 処理水海洋放出と情報災害
被災地の声を踏みにじった「社会正義」
「フクシマ」神話とオリエンタリズム
東京新聞は「なぜIAEA考査に触れないか」
権力監視は「事実を伝える」ことより優先・他

第3章 海外からの加害行為
国連広報センターが処理水へのフェイクを拡散
北朝鮮に踊らされた韓国社会
東京五輪に向けられた非常識な偏見と捏造情報
伊達市及び市議会に「偏見差別の拡散」を糾す
「被曝の世界チャンピオン」独公共放送の悪辣 


第4章 風評加害との対峙
『「食べて応援」は自殺行為』をめぐって
「日本の基準値は安全とは言えない」のか
「汚染」呼ばわりに加担し続ける国会議員達
「根拠を示せ」と朝日新聞記者からの挑発
「被曝で鼻血」を訴えつつ、病院にも行かない人々


第5章 「やさしさ」は福島のためか
海洋放出で炙り出された「立場」と「本音」
公教育の場で平然と広がる「嘘と偏見」
声を聞くべき弱者と、対応されるべき被害
災禍の中で宗教が果たすべき役割とは・他

第6章 はずれた予言がもたらすもの
「宗教の代替」と化した「社会正義運動」
先鋭化していく歪んだ正義感
ターゲットを変えて繰り返される「予言」
メディアの暴走を誰が止めるのか他

終章 能登半島地震と情報災害
能登地震での印象操作を糾す
忘れるな!「デマは人を殺す」
政府と外務省による誤情報への反撃
田中角栄の言葉と社会への希望・他

内容説明

能登半島地震、ALPS処理水、表現キャンセル、ワクチン―「情報災害」と「風評加害」は再び繰り返される。「社会正義」を掲げる身勝手な「やさしさ」が、あらゆる社会問題を解決困難にする。不平等な正義を売りつける「正しさ」の商人は誰だ?

目次

第1章 被害者文化という侵略者
第2章 処理水海洋放出と情報災害
第3章 海外からの加害行為
第4章 風評加害との対峙
第5章 「やさしさ」は福島のためか
第6章 はずれた予言がもたらすもの
終章 能登半島地震と情報災害

著者等紹介

林智裕[ハヤシトモヒロ]
1979年生まれ。福島県出身・在住の著述家・ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

34
風評に特定の感情を載せることで集団的悪意を持つに至るという現象を粛々と解き明かす一冊。社会に希望をもたらすことを意識して動くべきとの主張には首肯する。社会的正義を唱え、そしてそれに嬉々として同調することの危うさはぼんやり考えるより相当に危険なことだと理解できました。2024/06/16

kitten

15
図書館本。福島の風評被害と戦い続ける林さんの本。今回は、ほぼ処理水問題のお話。話が苛烈すぎてちょっと読むのが辛かった。別に党派性がある訳ではないが、風評加害者に党派性があるので、どうしても批判対象が偏ってしまう。しかし、エコーチェンバーの中にいるとこれが届かないんだろうな。私も、エコーチェンバーの中にいるかも知れない、と警戒しながら読む必要があるかも。言い過ぎてるところや、論理の飛躍もありそうな気がする。本書を最初から切り捨てる人は論外だが、無条件に信じる人も危ないと思う。あくまで、ファクトベースで。2024/07/20

たつたあお

14
福島県に住む著者が東日本大震災後の放射能デマを中心に、情報災害や風評加害の有害さを、大量のエビデンス付きで訴えた本。ここ近年「Woke左派」と呼ばれるひとたちが「人権、人権」と叫びながら、本当の弱者を踏みつけにする姿をしばしば見るようになった。自分が「人権派」に見えるよう脊髄反射で「弱者の味方」に見える方に飛びつく。この本ではそれを「被害者文化」と呼んでいる。わたしは読書が好きだし自分も小説を書くが、困ったことに出版関係、人文系にはこのWoke左派が多い。「お気持ち」ではなく科学的に物事を見るようにしたい2024/09/15

金北山の麓に生まれ育って

13
【応援します】一見「反動右派」だが全然違っていて、誠実で傷ついたが故の押し殺した攻撃性、批判したりや世を憂えるたりする自己陶酔を拒否した只の福島県人の主張を素直にぜひ読んでほしい(Xをチェック済の読者には少々くどかいかも)。前著では文章が拙くともマスコミと左派の横暴に耐えかねやむなく嫌々ドスを抜いた不機嫌と覚悟と孤立を恐れぬ立ち姿に(高倉健かいな)強く共感、著者の主張は世に少しづつ広まったせいか本著での筆は滑ら、孤立無援感も薄れており、前著の方が比べてしまうと好みだが主張が広まって良かった、頑張ってほしい2024/05/19

kj54

8
福島にすむものとして、前著もふくめこの仕事がなかったらと思うとぞっとする。「抵抗の文化がない」として、一部の人たちから、さらになぐさみものにさされていただろう。 何というか、13年たってもうまく言えないがとにかく感謝したい。 2024/05/16

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