行く手、はるかなれど―グスタフ・ヴァーサ物語

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行く手、はるかなれど―グスタフ・ヴァーサ物語

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198657673
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

もう、ほかにだれもいない。
自分が立ち上がるしかないのだ……

孤立無援の若者が、
王となる道に一歩ふみだした日を、
北欧の
美しい自然をバックに描き出す、
読み応えのあるYA小説。

16世紀初めの北欧。
デンマークによる圧政に苦しむ
スウェーデンで、
国家独立の志を掲げて
立ち上がった若者、グスタフ・ヴァーサ。

独立派の重要人物だった父が
デンマーク王に殺され、
「自分が立ち上がるしかない」と
グスタフが心を決めた日から、
味方を増やしつつ旅を続け、
のちに独立戦争の主力となる
南部の農民たちを説得して
蜂起させるまでを、
緊迫感のある文章でつづる。

グスタフ・ヴァーサは
建国の父・初代の王として、
スウェーデンでは
知らない人はいない存在。
その青年時代のごく短い一時期に
焦点をあて、
「孤立無援の若者が
不屈の意志をもって
成功の糸口をつかむまで」
の物語として描きだす、
読み応えのあるYA小説。

内容説明

十六世紀初め、デンマークの圧政に苦しむスウェーデン。人質として囚われていたデンマークを脱出し、故郷スウェーデンに戻ってきた若者グスタフ・ヴァーサが知ったのは、スウェーデン独立を目指していた父をはじめとする人々が無残に殺され、国を救うためには自分が立ち上がるしかない、という、重い事実だった。友に裏切られ、名もない人々の善意に支えられ、グスタフはひとり、旅を続けるが…?「スウェーデン建国の父」グスタフ・ヴァーサの若き日に焦点をあて、孤立無援の若者が人生を切りひらいていく姿を緊密な文体で描く、異色の歴史小説。

著者等紹介

菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年、東京に生まれる。慶應義塾大学卒業。スウェーデン語の児童書を中心に、100冊以上の翻訳を手がける。2009年、長年にわたりスウェーデン文化の普及に貢献した功績に対し、スウェーデン王国より北極星勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

37
16世紀・カルマル同盟の時代、実質的にデンマークの支配下のスウェーデン。デンマーク王クリスチャン一世の人質となっていた若きグスタフ・ヴァーサが王の支配強化の意図を知って監禁されていた城から脱出し、デンマークからの独立を果たすために仲間を集い、戦いを始める初期のエピソードを紹介。グスタフには、独立を勝ち取り、スウェーデン語の確立にも寄与した建国の英雄であるとともに、後には国家発展のために強権的支配を確立させ、農民の反乱を容赦なく鎮圧した絶対君主の顔もあります。歴史は一筋縄では行かないものですね。2024/03/16

ワンちゃん

5
スウェーデン建国の歴史にまつわるエピソード、面白かったです。これがスキーのクロスカントリーの発祥にもつながるのですね。2024/03/04

4
スウェーデン建国の父、グスタフ・サーガ。彼の名前も初めて知ったし、デンマークの圧政に苦しんだ歴史があったことも知らず、興味深く読んだ。それぞれの国に歴史があり今がある。お互いの国の歴史を学びあっていくことが世界の平和に繋がっていくと信じたい。2024/05/04

えっこ

4
菱木晃子さんの講演会を聞いたので、手に取った。ジュニア向けの伝記のよう。北欧ミステリーが好きでよく読むけれど、デンマークとスウェーデンの関係性は知らなかったな。2024/03/12

shige

0
孤立無縁の状況から不屈の意志で立ち上がった若者の姿に、戦前を懸命に生き延びた父や母、親類の苦労の姿がダブって見えた。自分などなんのことはない。少々失敗しても思い切りチャレンジできるのだ。2024/11/24

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