江戸咎人逃亡伝

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江戸咎人逃亡伝

  • 伊東 潤【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198657642
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

地獄から生き延びよ!

脱出不可能な孤島
足抜け厳禁の遊廓
追手だらけの深山

絶体絶命の窮地を
罪人は逃げきることができるのか!

歴史小説の第一人者が描く江戸の闇
唯一無二の逃亡短編集

勘定奉行の不正の証である帳簿と書付を時機が来るまで隠すように主・依田政恒から頼まれた杢之助。だが捕らえられてしまう。罪人となり送られた先は、生きては出られぬ地獄の島・佐渡金銀山だった――島脱け

江戸吉原から大見世の花魁・春日野が足抜けした。誰一人抜け出せない吉原からどのようにして春日野は逃げたのか。追捕を任された力蔵は行方と足抜けの方法を探るが、夢を売る町は一筋縄ではいかず――夢でありんす

領内で重罪を犯した召人を放逐し、手下に討ち取らせる放召人討ち。放召人となった罪人の鷹匠を、マタギが追うこととなったが、山深くには腹を空かした熊もいて……。それぞれの逃亡が始まる――放召人討ち

内容説明

脱出不可能な孤島、足抜け厳禁の遊廓、追手だらけの深山。絶体絶命の窮地を罪人は逃げきることができるのか!歴史小説の第一人者が描く江戸の闇。唯一無二の逃亡短篇集。地獄から生き延びよ!

著者等紹介

伊東潤[イトウジュン]
1960年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学卒業。『黒南風の海―加藤清正「文禄・慶長の役」異聞』(PHP研究所)で「第1回本屋が選ぶ時代小説大賞」を、『国を蹴った男』(講談社)で「第34回吉川英治文学新人賞」を、『巨鯨の海』(光文社)で「第4回山田風太郎賞」と「第1回高校生直木賞」を、『峠越え』(講談社)で「第20回中山義秀文学賞」を、『義烈千秋 天狗党西へ』(新潮社)で「第2回歴史時代作家クラブ賞(作品賞)」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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旅するランナー

171
佐渡金山からの島脱け、吉原からの足抜け、出羽国久保田藩からの山中逃げ。3話とも読み応えある逃亡追跡劇。佐渡送りで坑内の水替人足に使役されたり、逃げた女郎を探す追捕仕事人がいたり、放召人討ち(罪人を放ち藩士に狩らせる)があったり、マタギの教えに感心したり。江戸時代の知られざる行いが興味深いです。2024/04/27

パトラッシュ

123
政治腐敗の犠牲となった主家の没落に巻き込まれた中間。親の借財で吉原に身を沈めた絵師の娘。故意に放した罪人を狩り立てる藩主の狂気から逃げるマタギ。無実でありながら世の理不尽で追われる身となった三者が、必死の逃亡劇を展開する。佐渡島から真冬の海に飛び込んだり、狩りの獲物として冬山を逃げ惑う描写は、いずれも「死んでたまるか」という意地と復讐の念が心に迫ってくる。逃亡不能なはずの吉原から消えた遊女の物語は、小泉八雲を思わせる。長編が主力の著者だが、世の断面を鋭く切り取り鮮やかにまとめる短編でも見事な力量を示した。2024/04/05

えみ

53
逃げないという選択肢もある。それでも逃げることを選んだ彼らの行動の真意に胸が熱くなる。逃げて本懐を遂げる。逃げるという行動には皆背景があるということを胸に刻んだ。理では割り切れない世の中。身に降りかかる思いがけない罪状。覚悟の逃亡。行き着く先に何が待つのか。追われる者の心にあるのは自分だけではない誰かのための想い。人生まるごと引っ繰り返るその逃亡劇を、その結末を、手に汗握りながら見守った。江戸時代を舞台に3つの逃亡が描かれた時代小説。絶望も希望そこにはなく、ただ決意のみ。事を成し遂げたい!その意志に脱帽。2024/03/10

しゃが

48
脱出不可能な孤島佐渡金銀山からの「島脱け」、吉原から大見世の花魁・春日野が足抜け「夢でありんす」、召人を放逐し手下に討ち取らせる「放召人討ち」。追われる者と追う者たちの駆け引きが面白い。歴史的背景やそれぞれの職業の営みや立場、両者の理不尽さも描かれ、捕縛劇は臨場感たっぷりだった、ラストも意外性があった。何よりすべてにおいて詳しい説明に唸った。2024/03/11

hirokun

30
★4 私は歴史小説が好きで伊東潤さんの作品も時々読ませてもらっている。今回の作品は、逃亡者を題材にした短編・中編が三作品。現代のエンタメ作品と違いグロテスクな表現もあまりなく、すっきりした気持ちで読み終えた。2024/02/19

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