この国を蝕む「神話」解体―市民目線・テクノロジー否定・テロリストの物語化・反権力

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この国を蝕む「神話」解体―市民目線・テクノロジー否定・テロリストの物語化・反権力

  • 佐々木 俊尚【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198656843
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

出版社内容情報

先端テクノロジーの進化と逆行して、
日本の社会には神話のような
古くさい価値観が居座り続けている。

権力は常に悪で、庶民感覚は常に正しく、
弱者は守られるべき存在であり、
人工的なものは危険で自然由来が最良……

そんな旧態依然のステレオタイプが
この国を停滞させていることに、
われわれの多くはまだ気づかないままだ。

未来の社会を思考するために、
価値観の尺度を改めよう。
この国の新たな道標としての著者最新論考。

第一章 社会の神話
「マイノリティの目線」に縛られるメディア
「物価高=悪」のステレオタイプ
監視社会は「悪のビッグブラザー」ではない
個人情報を取られると自由はなくなるのか
極右化、コロナ禍失策でも欧米は素晴らしいのか
…他

第二章 反権力の神話
軍部の暴走というステレオタイプ
戦争への道は「空気」が決めた
「権力者と反権力」という二分論の成立
「権力が陰謀を企んでいる」という左派の物語
反原発派から「理念」は提案されているのか
…他

第三章 メディアの神話
新聞の影響力は団塊の世代の退場とともに終わる
「レモン市場」で考えるフェイクニュース問題
安倍元首相を殺害した男を「被害者」にしたメディア
社会の抑圧の中で膨らむ無軌道なヒーローへの憧憬
「寅さん」という社会に接続できるアウトサイダー
…他

第四章 右派と左派の神話
山本太郎「天皇直訴」以後の現象―
「ウクライナ降伏せよ論」の背景にある太平洋戦争
アニメ『この世界の片隅に』のセリフが原作と変わった理由
ネット炎上を社会現象規模で捉えてはならない
ツイッター過激化の背景に団塊の世代の参入
差別は解消されても社会運動は持続していく
キャンセルカルチャーという排斥文化の拡大
…他

第五章 環境と生活の神話
脱ダムは水害が少なかった時代の幻想だった
「江戸時代は支え合いとエコの世界」という嘘
なぜオーガニック信仰の人たちは容易に陰謀論を信じてしまうのか
人工的=危険、自然=良いという思い込み
所有者の一存で処分ができない土地神話の幻
「恋愛しなければならない」抑圧
共依存の果てにあるのは牢獄のごとき結婚生活だ
…他

内容説明

「弱者」「多様性」という幻想。なぜ「物価高」は常に悪者なのか。マイナンバー、AI、監視社会は誰のためか。なぜ科学は人を幸せにしないと考えるのか―日本を停滞させている「古くさい空気」の正体。この国のメディアや世論は、半世紀ずれている。

目次

第1章 社会の神話(「弱者」という幻想;「物価高=悪」のステレオタイプ ほか)
第2章 反権力の神話(日本に必要なのは「反権力」ではなく「反空気」だ;反権力は、なぜカッコ悪くなったのか ほか)
第3章 メディアの神話(新聞の影響力は団塊の世代の退場とともに終わる;「レモン市場」で考えるフェイクニュース問題 ほか)
第4章 右派と左派の神話(天皇の政治利用がなぜ二〇一〇年代に浮上したか;知識人の権威はなぜ失墜したのか ほか)
第5章 環境と生活の神話(脱ダムは水害が少なかった時代の幻想だった;「江戸時代に戻れ」と言うが、当時は森林が破壊され、稲作も限界だった ほか)

著者等紹介

佐々木俊尚[ササキトシナオ]
作家・ジャーナリスト。1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。毎日新聞記者、『月刊アスキー』編集部を経て、2003年よりフリージャーナリストとして活躍。ITから政治、経済、社会まで、幅広い分野で発言を続ける。最近は、東京、軽井沢、福井の3拠点で、ミニマリストとしての暮らしを実践している。2006年には国内の影響力のあるブロガーを選出する「アルファブロガー・アワード」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。