図書館がくれた宝物

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図書館がくれた宝物

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  • サイズ 46判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198656652
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

1940年、ロンドン。
ドイツとの戦争が
始まったばかりの英国。
12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、
9歳のアンナの三人きょうだいの
保護者がわりだった祖母がなくなった。
三人の両親は幼いころ亡くなっている。
遺産がのこされたが、未成年の三人は、後見人がいないと
遺産にも手をつけられない。
そこで、弁護士のエンガーソルさんが、
集団学童疎開に三人も参加することを
提案した。
空襲の恐れのある
ロンドンにいるよりは安全だし、
ひょっとしたら疎開先で、
後見人になってくれる人が
見つかるかもしれない…。

疎開先では辛いことも多い。
厳しい疎開生活のなか、
3人の救いとなったのは、
村の図書館だった。

ロンドンから疎開した
本の好きな3人きょうだいの
心あたたまる物語。
巻末に、物語中に登場する本のリストを収録。

内容説明

1940年、第二次世界大戦下のロンドン。12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、9歳のアンナのきょうだいは、親がわりだったおばあちゃんが亡くなり、家族は3人きりになってしまった。3人に必要なのは、保護者となる「後見人」。後見人がいなければ、遺産に手をつけることもできない。そこでおばあちゃんの弁護士が提案したのは、3人で学童疎開に参加すること。ロンドンにいるより安全だし、ひょっとしたら、3人をずっと家に置いてくれる家族が見つかるかもしれない…。疎開先の厳しい日々、3人にとって、村の図書館だけが救いだった―。ロンドンから疎開した本の好きな3人きょうだいの、心あたたまる物語。2021年ニューヨーク公共図書館ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)

著者等紹介

アルバス,ケイト[アルバス,ケイト] [Albus,Kate]
米国の児童文学作家。ニューヨークで育つ。心理学者として研究に携わっていたが、友人の参加する創作の集まりに顔を出したことをきっかけに、物語を書くことのおもしろさに目覚める。本書がデビュー作

櫛田理絵[クシダリエ]
滋賀県生まれ。早稲田大学法学部卒業。在学中は人権NGOアムネスティ・インターナショナルでボランティア翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

110
タイトルと表紙の雰囲気に惹かれて手にとってみましたが、まさか戦争絡みのお話だとは。舞台は第二次世界大戦下のイギリス。たった一人の身寄りだった祖母を亡くした三人兄妹の学童疎開先での物語。受け入れ先の家庭での生活の様子が辛すぎて😢そんな過酷な生活の支えとなるのが図書館と司書さん。しんどい場面が多いだけに図書館でのシーンや、司書ミュラーさんとの交流にほっとする。日本の学童疎開との違いも勉強になった。2023/08/16

ぶんこ

69
戦争時の学童疎開の様子が如実に伝わる内容となっている物語。保護者がいなくなった3兄妹が、後見人となる人を密かに探す目的で行った疎開先。双子の兄弟による陰湿な虐め、お金目的の貧しくて子沢山で不潔なグリフィス家。厳しい環境での唯一の救いが図書館司書のミュラーさん。3兄妹の悲惨な状態を許せず、グリフィス家に3兄妹の荷物を取りに行ったのが頼もしい。3兄妹を「あの子たちが、暗闇をてらしてくれるお月さまみたいに思えるのよ」とカー先生に言ったミュラーさん。もう立派なおかあさん。2024/04/30

天の川

58
児童書の良いエッセンスがギュッと詰まった本。戦時下、疎開した保護者のいない兄弟と妹が出会った図書館と司書のミュラーさん。ホームステイ先で辛い目に会いながら肩寄せ合って生きる3人のキャラが良い。親代わりを自負する兄、きかん気な弟、甘えん坊で心優しい妹。共通点は本好きだ。ミュラーさんが紹介する名著に癒されながら頑張る3人の健気なこと!そして、村人から白眼視されているミュラーさんの事情。三兄弟だけではなく、誰もが皆、それぞれの形で成長していくのが素晴らしい。資産家の子弟で秘密裏に保護者を探していた3人、幸せに!2024/04/23

ねこねこ

54
すばらしい本だった。読みながら、こんな素敵な本にまだまだ私は出会えるんだ、と考えたら、最近あまり感じたことのない人生に対する希望が胸に湧いてきた。読書を心の拠り所とする3人と同じように。ウィリアムにミュラーさんがアガサ・クリスティを勧めるところでまず泣いた。ウィリアムの世界と私の世界がリンクした。調べたらオリエント急行の殺人の発売は1937年。ウィリアムはこれからリアルタイムでクリスティ作品を読めるんだ。大人になって読むからこそ意地悪な大人たちの苦労も理解できてよかった。子どもたちの感想文が読みたいな。2024/10/22

yumiha

48
1940年の英国を舞台に学童疎開の厳しい暮らしが詳しい。一般家庭が受け入れるのも、その家庭に1人分として10シリング 6ペンスが支払われるのも、日本とは違う。でも唯一の保護者だった祖母を亡くしたピアース3兄弟は、実は後見人を探していたのだ。「夜空に輝くお月さまのようね」と言ってくれる親代わりを求める3兄弟が痛々しい。それが原題「A Place to Hang the Moon」に繋がる。3兄弟が読んだ本がラストに掲載されていたが、『○○いろの童話集』が懐かしい。小学生の私を図書室好きにしてくれたシリーズ。2024/10/22

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