海底撈―知られざる中国巨大外食企業の素顔

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海底撈―知られざる中国巨大外食企業の素顔

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198654092
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0033

目次

第1章 「海底撈」とは何者か(海底撈という「至上の顧客体験」;世界トップクラスの外食企業 ほか)
第2章 稀代の戦略家で経営思想家(張勇氏との出会い;社員は家族 ほか)
第3章 農村出身者のチャイナドリーム(自分の両手で自分の運命を変える;ふるさとの両親手当を会社が支給 ほか)
第4章 海底撈の「変態級接客サービス」(変態級接客サービス;カンフー麺と変面 ほか)
第5章 日中共同プロジェクトで人も会社も進化する(日中共同プロジェクトで人も会社も進化する;中国コラボ失敗の原因はやり方 ほか)

著者等紹介

山下純[ヤマシタジュン]
1976年生まれ。1999年京都大学法学部卒。同年、松下電器産業(現パナソニック)に入社。現在も在籍。2012年国際大学でMBA取得。入社1年目に中国北京と広東省に社費留学し、中国語と広東語をマスター。以来、社内でチャイナスクールの道を歩む。中国駐在は通算15年。堪能な中国語と豊富な中国ビジネスの現場経験を買われて、2017年から2020年にかけて、中国最大の外食企業で火鍋チェーンの海底撈グループとの協業事業の立ち上げに参画。合弁会社を設立し初代総経理に就任。中国現地の現場で陣頭指揮を執る。海底撈の創業者、経営陣、各レイヤーと付き合い、ダイレクトに対話を重ねることで、海底撈の強さの本質的な源泉を深く理解した。合弁事業は、日中協業事業の注目事例として、永田町、霞が関、主要日系企業から問い合わせ、視察希望が殺到、現地での現場視察や海底撈の紹介アレンジを積極的に行なってきた。2021年3月に9年ぶりに中国から帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とみぃ

3
★★★★☆ 日本では海底撈の認知度は低いが、時価総額的には中国の外食産業では断トツ、世界的にもマクドナルド、スタバに次いで高い大企業。KPIは売上げではなく顧客満足度と従業員満足度を指標にしている。これは、昨今のウェルビーイングに加え、先日の大阪王将の衛生問題があったので逆説的に納得。また、著者は日本企業がスピード感のある中国企業との協業を通じて引き起こされる変革のメリットを説いているが、こちらも共感できる。火鍋はあまり馴染みのない料理だが、美味しそうなので新宿や池袋、横浜にも支店があるし、食べに行きたい2022/08/18

seu

2
中国の国民的外食とも言える火鍋の代表的存在である海底撈の経営戦略の紹介。 中国において火鍋店は人口10万人あたり約40店舗と極めて多い(人口に対する店舗数の比率は日本におけるコンビニに匹敵。日本におけるラーメン店の倍近くの比率)。 農村出身者の重用、農村から都市部に出てくる従業員の両親のための両親手当送金、信賞必罰で公正な競争を生み出す独特の師弟制度など、創業者張勇氏の生み出した仕組みと戦略はなかなか型破りである。ここに書いてあることがその通りに現場で行われているとしたらとんでもなく先端的な企業だ。2025/01/15

本多一輝

1
PK文化 徹底的な顧客満足 家族制度 両親手当 KPIが顧客満足度と従業員満足度 中国の大卒7.5万円2025/03/11

トムソーヤ

1
おもてなしを極めた中国の巨大外食企業。柔軟なサービスを実現するエンパワーメント(権限委譲)と人間重視の文化。格差という逆境を劇的に変える仕組み。異業種企業とのスマートレストラン。プロダクトアウトではなく顧客の声から商品を探り当てるマーケットインでトライアンドエラーを繰り返す。双手改変命運(自らの両手で自分の運命を変える=自ら機会を作り出しその機会を活かして自らを変えよ)を実現する師弟制度(売上に対するパーセンテージを退職後も永続的に獲得)。「事をなすのはその人間の弁舌や才智ではない人間の魅力なのだ」2025/02/15

サト

1
中国最大手の火鍋チェーン店成功の秘密を探る一冊。 海底撈という名前は知らなくてもカンフー面のパフォーマンスやスマートレストランの映像を見たことがある人はいるのではないだろうか。創業者の張勇氏が松下幸之助に影響を受け『顧客至上』を経営理念にしてるそう。中国の火鍋文化について知ることができて面白かったし食べてみたくなった。2025/01/28

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