出版社内容情報
スウェーデンを代表する絵本作家
エルサ・ベスコフの名作絵本。
ある日おんなの子は、
おじいちゃんといっしょに、
えほんをつくることにしました。
それは、こんなおはなしです。
さわやかな、夏のはじめのある日。
ロサリンドというおんなの子が
草原で、こじかとなかよくすごしていました。
ところが、りょうしのてっぽうの音におどろいて、
こじかがもりへにげだしてしまい……?
初夏の森を舞台に、
やさしい少女と可憐なこじかの絆をえがいた、
スウェーデンを代表する絵本作家
エルサ・ベスコフの名作絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
35
絵がいい~(≧▽≦)。癒される~♡読み聞かせで盛り上がるというよりは、一人でじっくり絵を眺めながら読んで、一人の時間を楽み、ホッとするのに最適かも。2022/01/06
ヒラP@ehon.gohon
21
少女と子鹿の素晴らしい愛情物語です。 いつも絵を描いているおじいちゃんと、夢の物語を持った女の子が作った絵本だという、作中作品のように語り始める導入部分が、物語を女の子のように純粋な世界として盛り上げています。 子鹿を少女から切り離してしまった猟師、子鹿を自分のものにしようとしたわがままな王様、登場人物がくっきりしているだけに、とても心地よいまとまりです。 清楚なペコロフの絵が素敵でした。2021/10/14
がらくたどん
19
ご感想を拝見して。昭和の終わりごろに出版された絵本が版元が変わり同じ訳者さんで改訳復刊。絵が鮮明になって「ごちそう」がすごくご馳走に見える!なにより綺麗な本は気持ちがいい。少女が画家の祖父に話して聞かせる自作の「おはなし」という趣向。あれ?こんなにテキスト分量が多かったっけかな?というのが第一印象。原文を知らないので行間や絵を読めば分かりそうな含みまで丁寧に掬い上げられたテキストを分かりやすいと歓迎するか窮屈に感じるかは好みかもしれない。石井さんは今の読者にはこのくらいの丁寧さが必要と思われたのだろう。2021/11/12
あおい
9
猟師の銃にびっくりして逃げ出したロサリンドの子鹿。泣き出す少女に猟師は必ず子鹿を連れてくると約束する。優しい猟師とロサリンドと子鹿の絆。やわらかでどこか懐かしい感じがする絵も素敵。2022/02/16
timeturner
4
なーんだ、乱暴な登場ぶりとはうらはらに猟師がいちばんいい人だったんじゃないか。2022/12/13