出版社内容情報
オランダ王国ローレンティン妃殿下が
本や物語の楽しさを
子どもたちに伝えたいと願い
人気作家とともに著した
ふしぎな雰囲気のファンタジー!
だれもいないお城に
ふしぎな図書館がある…
「お話の図書館」に足をふみ入れた
ひとりぼっちの女の子ステレの冒険!
オランダのおとぎ話のテーマパーク
「エフテリング」では、
このお話をもとにしたアトラクションを展開中!
挿絵は、ファンタジーの挿絵の第一人者、
『アーヤと魔女』の佐竹美保。
おじいちゃんと二人きりでくらしている女の子
ステレは、本やお話が大好き。
ある日おじいちゃんから、
「だれもいないお城に、ふしぎな図書館がある」と
聞いたステレは、一人でさがしに行くことに。
ろうかにずらりとならぶドアのうち、
どれが図書館のドアなのでしょう?
何度かまちがったドアをあけてしまい、
こわい思いをしたあと、
ようやく「お話の図書館」に入ると…
いちばん奥のかべに、1枚の絵がありました。
絵の題名は、
「お話のたきぎをあつめる人」です。
図書館で、夢のような楽しい時間をすごすうち、
ステレは、村の広場で、ほかの子どもたちに、
図書館で読んだお話をかたるようになります。
ところが、物語をにくんでいる魔女が、
ステレにのろいを送りつけてきて…?
1 見すてられたお城
2 まちがったドア
3 生きている小枝
4 ささやく声
5 広場の光
6 のろいのことば
7 魔法の枝
8 もえるお話
9 お話のたきぎをあつめる人
この本ができるまで
訳者あとがき
内容説明
森のはずれに、おじいちゃんと二人きりでくらしている女の子ステレは、いつもさびしいと思っていました。本が大好きでしたが、たった一冊持っていた本は、あまり何度も読んだので、ばらばらになってしまいました。するとある日、おじいちゃんが教えてくれました―だれも住んでいないお城の中に、「お話の図書館」がある。でも、その図書館に入る正しいドアを見つけるのは、とてもむずかしいのだ、と。本が好きな女の子と、心に痛みをかかえた男の子、物語をにくみ、のろいをかける魔女と、ふしぎな老人「お話のたきぎをあつめる人」…オランダの人気作家と妃殿下がつむぎだした、本を読むことの楽しさをめぐる、ふしぎなおとぎ話。小学校・中学年から。
著者等紹介
ローレンティン妃[ローレンティンヒ] [van Oranje,Laurentien]
1966年オランダのライデンに生まれる。高校時代は一時日本で学び、のちにオランダのフローニンゲン大学で歴史を、ロンドン大学で政治学を、カリフォルニア大学バークレー校でジャーナリズムを学ぶ。2001年、オランダの現国王ウィレム=アレクサンダー王の弟コンスタンティン王子と結婚、3人の子の母となる。結婚当初から、識字教育の向上と、自然保護の分野に尽力、FFI(もっとも古い国際的自然保護団体)会長、オランダ公立図書館協会名誉会長など、多くの要職を務める。子どもの本の著作も複数ある
ヴァン・ローン,パウル[ヴァンローン,パウル] [van Loon,Paul]
1955年オランダのヘレーンに生まれる。イラストレーターを志し美術教育を受ける中で、自分の描いた絵にお話をつけるようになり、新聞連載を始める。1983年の作家デビュー以来、「7歳から99歳までの子どもたちのために」100冊近くの本を書き、人気作家となった。オランダで子どもたちが選ぶ「子ども審査団賞」を10回以上受賞している
西村由美[ニシムラユミ]
福岡県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。1984~86年、オランダに住み、帰国後、外務省研修所などでオランダ語を教える。オランダ語圏のすぐれた児童書を意欲的に日本に紹介している
佐竹美保[サタケミホ]
富山県生まれ。SFやファンタジーの挿絵の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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