出版社内容情報
こんな時代、あなたはどう生きますか?「がんになって良かった」と発信した若きがん患者は、どのように生きようとしているのか。
内容説明
「がんになって良かった」これは生き残った「がんサバイバー」としての言葉ではない。著者が大学1年の冬、数ヶ月に及ぶ抗がん剤治療を乗り越え、その先に待っていた十時間を超える難手術に向かう前夜にブログに記した言葉だ。その後も入退院を繰り返す著者は、どんな思いでこの言葉を発し、病と死に向き合い、そして人生について考えたのか―。
目次
1 宣告(宣告;神;戦場の食;転生;ストレート・ライン;3・12)
2 ハタチ(望み;桜;ハタチ;報われない努力;スターライト)
3 デイ・ゼロ(その日;デイ・ゼロ;砂嵐|ダンス)
4 仲間(espressivo;残された者たちへ;病床のバリスタ;二度と戻らぬあの日と、あの日の君に捧ぐ)
5 震えるサイン(ライスorナン?;震えるサイン、震えぬ芯;恥ヲ知レ!)
著者等紹介
山口雄也[ヤマグチユウヤ]
1997年京都市生まれ。大学1年の冬、突然、胚細胞腫瘍というがんを宣告され、闘病生活に入る。そんななかで乳がんの闘病中だった小林麻央さんのブログに励まされ、自分でもSNSで闘病生活をユーモアを交えて発信しはじめる。2019年、地元新聞に闘病の様子とブログが紹介されるが、大手ニュースサイトで、「がんになってよかった」という言葉だけが大きく紹介され、批判コメントにさらされる。その後、NHK「ひとモノガタリ」で闘病生活と病や生き方に対する考えが紹介され、大きな反響を呼ぶ。いまも大学と療養生活のかたわら、自分の思いをSNSで発信しつづけている
木内岳志[キウチタカシ]
1980年生まれ。東京工業大学大学院卒。2006年NHK入局。ディレクターとして、長野放送局、報道局政経・国際番組部、京都放送局などを経て、2019年から放送総局大型企画開発センター。これまでの主な担当番組は、NHKスペシャル「平成史スクープドキュメント第5回“ノーベル賞会社員”~科学技術立国の苦闘~」、同「令和未来会議2020“開国論”」、目撃!にっぽん「“住民タクシー”でどこへでも~京都・京丹後~」など幅広く制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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