感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっきー☆
13
図書館本。ひょんなことから学校の先生が飼っているうさぎを預かることになった、トミーとその家族。うさぎのユッキーが来て以来、悪い事ばかりが起こる。あいつは呪われたうさぎだ! ・・・それは八つ当たりじゃないのかね? と、うさぎ擁護派。笑 うさぎでなくても、おしっこをかけたり、かじったりするのは動物にとって間違っていない事。うさぎがワルモノにされるのは、子供向けの話であっても嫌だな〜と思った。( ˘•ω•˘ )ヌォー2020/08/23
風香
11
トミーの家でウサギのユッキーを預かってから、ハプニングが続いて良いことがない。悪態をつきながらもトミーはきちんとユッキーの世話をする。お父さんが仕事に恵まれない俳優という設定で、どこか浮世離れした感じはあるが、それもまたひとつの味わい。 ドタバタの末、大団円で終わるので、読後感は温かい。2022/04/19
遠い日
11
ジュディス・カーの遺作。やさしい絵が大好きだ。呪われたウサギのユッキー。突然妹の担任の先生から預かることになった、その日からの悪運続きが恨めしい。家庭は揺れ、ぼくはひとりユッキーの世話の責任を負う。クリスマス前の、気持ちも微妙な時季、父の仕事の不安やプレゼントへの期待が持てない状況がつらい。ユッキー自身に悪気はないだろうけれど、世話する人間にとっては、不運を当てこすりたくもなる。でも、気は心。天は運を見放さず。考え方のちょっとした転換で、見るものは変わる。ぼくの小さな成長が嬉しい物語。2020/07/22
ぱせり
6
動物の世話ってほんとに大変。愚痴りながら、悪態つきながらも、何とかしなくちゃ、と動く「ぼく」がほほえましい。ひどいことのあとからやってきたよいものは、「ぼく」たち家族が呼びこんだのだ。特別な家族じゃない。慎ましい日常。特別な事件ともいえないと思う。だから。「ぼく」の気持ちがゆるやかに変わっていく過程が楽しい。2021/06/06
2時ママ
4
次女 小4 ひとり読み。2020/07/25