出版社内容情報
公爵家のロゼリアは侯爵家次男ステファノを婿に迎えた。しかし結婚して半年経ったある日、ロゼリアの父が馬車の転落事故にあったという知らせを受ける。動揺するロゼリアを優しく支える夫・ステファノだったが、彼のいれてくれたお茶を飲んだ途端ロゼリアは吐血した。毒が入っていたのだ。苦しむロゼリアにステファノは「安心して死んでくれ」と告げ、ロゼリアの人生は終わった──はずだった。再び目覚めた時、ロゼリアは幼い姿になっていた。「私は生き返ったの?」そうして始まった二度目の人生には新しい恋が待っていた。
内容説明
公爵家のロゼリアが侯爵家次男ステファノと結婚して半年経ったある日、ロゼリアの父が馬車の転落事故に遭ったという知らせを受ける。動揺するロゼリアを優しく支える夫だったが、彼の用意したお茶を飲んだ途端ロゼリアは吐血した。毒が入っていたのだ。こうしてロゼリアの人生は終わった―はずだった。再び目覚めた時、ロゼリアは幼い姿になっていた。「私は生き返ったの?」突然始まった二度目の人生、ロゼリアはステファノに殺される未来を回避しようとする。そんな彼女の前に、ロゼリアを守るために騎士になったという男性・カルロが現れ―「ロゼリア嬢。あなたが好きです。どうか私との結婚を考えて欲しい」二度目の人生には、新しい恋が待っていた。
感想・レビュー
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nishiyan
7
結婚して半年経ったある日、父公爵が転落事故にあったという知らせを聞いた直後に夫ステファノに毒殺されたロゼリア。気がつくと十四歳の誕生日で…というやり直しファンタジー。同じ轍を踏まないように動き始めた彼女の前に現れたのは一度目では淡い思い出の君だった騎士カルロで、彼の出自も絡んだ展開は面白かった。惜しむらくは二人の視点の物語は別章になっていて、分かれているのはもったいないかなと。わかりやすくはあるのだが。二人が結ばれてからの後日談は微笑ましいし、カルロ母を巡る物語にしんみりさせられた。2024/07/16