出版社内容情報
大河ドラマでも注目される鹿児島。戦国時代の薩摩藩を存続させ、領民に慕われ、今もなお県民に慕われる島津義弘を描く。
内容説明
九州の雄、島津義弘とその兄弟たち。戦乱の世に生きながら世界を見ていた男の生涯。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年、愛媛県新居浜市生まれ。中央大学卒業。テレビ時代劇「暴れん坊将軍」「銭形平次」「逃亡者おりん」などの脚本家を経て、柴山隆司の筆名で書いた時代小説『露の五郎兵衛』で小説CLUB新人賞受賞。2016年、『もんなか紋三捕物帳』(徳間書店・双葉社・実業之日本社)と『神楽坂咲花堂』(祥伝社)により、第5回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雅
38
島津一族にスポットを当てた作品は初めてかも。気持ちのいい人物揃いで読みやすかった。2020/02/23
Book Lover Mr.Garakuta
13
【図書館】【速読】:知らないことの方が多くて、大変勉強になりました。特に地勢関係の理解に苦しみました。でも楽しかったです。日本史の戦国時代の九州地方を舞台にした小説でした。2023/01/24
nyaoo
4
戦国時代では、兄弟を排除して、安定的に継承することが多かった。 そんな中、なぜ島津4兄弟はお互いを信頼しあい、助け合えたのか? その答えの一端を、「いろは歌」に代表される、島津日新斎が遺した精神にみる事ができる。 「楽も苦も時過ぎぬれば跡もなし 世に残る名を ただ思ふべし」2022/06/12
はんべぇ
3
これまで島津の話といえば、関ヶ原に重点を置いたものを読むことが多かったのだけど、これは島津が九州を攻略していくところも詳しく書いています。ただ、九州の土地勘が今ひとつで、戦国時代の九州の大名をあまり知らない自分としては登場人物が多い^^;と感じることも。物語としては面白く読めました。2021/06/18
空木
1
義弘主人公の話で三國志な感じしないなと思ったら後半は単行本用書き下ろしだったのね。人物描写が勧善懲悪な時代劇っぽいと思ったらそっちの脚本家出身だった。納得。2022/11/12