内容説明
「世界に日本のバスケの強さを見せたい」ワールドカップ予選0勝4敗から奇跡の8連勝で、日本のワールドカップとオリンピックの出場を決めた、救世主“日本人・ニック・ファジーカス”の初の自伝!
目次
プロローグ 背番号22番
第1章 日本1年目の決断
第2章 キャリアを決める高校での決断
第3章 ネバダ大学とNBAでの決断
第4章 ヨーロッパでの決断
第5章 NBLからB.LEAGUE初年度
第6章 帰化、そしてワールドカップに行く決断
第7章 僕に刺激を与えてくれる存在
エピローグ バスケットジャーニーは続く
著者等紹介
ファジーカス,ニック[ファジーカス,ニック]
1985年6月17日、アメリカ生まれ。5歳からバスケをはじめ、ネバダ大学で活躍後にNBAダラス・マーベリックスにドラフトされる。その後、ヨーロッパ、アジアで活躍し、2012年に来日。来日後、2回リーグ優勝、2回リーグMVPを受賞。2018年に帰化して、現在日本代表として活躍中
大島頼昌[オオシマヨリマサ]
1972年5月2日、東京生まれ。6歳でアメリカに引っ越しし、バスケットをはじめ、アメリカのスポーツに魅せられる。上智大学を卒業後、翻訳、通訳に専念、2002年からバスケット界で通訳として活躍。ニックとは7シーズン共に戦う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
12
今話題のバスケットボールの苦労人の話。スポーツの世界の厳しさを知る。お疲れさんと思った。2020/01/04
のり
4
私が東芝ファンになった2012年は、彼が東芝に入団した年だ。以来ずっと応援しているが、彼ほど頼もしい選手はいない。そして昨年、彼が日本人になったというビッグニュースが舞い込んだ。W杯や五輪への切符はもちろん日本一丸で掴み取ったものだけど、彼の活躍なしでは成し得なかったと思う。そんな彼の半生を描いた本書、プロの世界は厳しいですね(T_T)NBAという限られた者しか立てない舞台。様々な挫折があったけれど、彼はとても前向きで素晴らしい。これからもずっとファンであり続けます!2019/08/20
Decoy
3
話は結構はしょられているし、翻訳も微妙なところがあるが…。でも、グイグイ読ませる。意外にも、日本に来てからの活躍ではなく(この部分は物足りない。チームの成績や本人のスタッツなど、記録面も載せてほしい)、日本にたどり着くまでの過程が最大の読みどころ。”元NBA”の選手が、どうやって海外へ流れていくのか(それは「転落」とイコール)がハッキリ分かって、薄ら寒くなるほど。だからこそ、異国で再び活躍できる場・賞賛される場を見付けられ、帰化すら決断するという僥倖に、読んでいるこちらまでハッピーなる。2019/08/20
ハヤト
2
ドラフト対象は19歳以上か大学卒業者だが、ドラフト60日前に宣言して、アーリーエントリーできる。 Dリーグでは長距離バスグレードの低いホテル、ガラガラの会場、自己中心的選手多数。 クリスケイマンが怪我を偽り、ニックをロスターに残した。 選手が伸びるか伸びないかは、シーズンオフの練習次第。 ワールドカップが32チーム、オリンピックは12チーム。2020/01/16
大統領
1
Bリーグ最強のスコアラーにも挫折があったんだな。大きな怪我がなければどれほどの選手になったのか見てみたかった気がする。そう考えると怪我に焦り早期に抜糸して復帰した決断は本人だけではなく、バスケファンにとっても多大な損失だったのかもしれない。2023/04/08