リア王症候群（シンドローム）にならない―脱！不機嫌オヤジ

齋藤 孝【著】

徳間書店（2019/06発売）

• サイズ B40判／ページ数 208p／高さ 18cm
• 商品コード 9784198648695
• NDC分類 159
• Cコード C0030

出版社内容情報

リア王シンドロームを克服し、愛されるオジサンになりたい全ての中高年に届けるオジサン改造講座。

内容説明

人生１００年時代―不機嫌の素を断ち切って上機嫌に生き抜くために。中年から老年にかけての不機嫌の問題をいち早く取り上げたのが、シェイクスピアの『リア王』。忍び寄るリア王症候群を回避するための処方箋を伝授します。

目次

第１章　リア王症候群とは何か？（『ピーターパン』から『リア王』へ；自分のなかの「リア王」に気付く　ほか）
第２章　自分の中の「リア王」を探せ―街・職場・家庭で見つけた「リア王症候群」の処方箋（オレは客だオヤジ―お店でウェイトレスに尊大な態度で文句を言うオヤジ；への字口オヤジ―いつも口が「へ」の字になっているオヤジ　ほか）
第３章　脱リア王・愛されるおじさんになるための１０カ条（中高年の不機嫌が、日本の障害になる；軽やかに笑顔で上機嫌―愛されるおじさんになる　ほか）
第４章　上機嫌なヒト図鑑―一流の人は皆上機嫌（「不機嫌」＝リア王から、「上機嫌」になろう；なぜ「不機嫌」は罪なのか　ほか）
第５章　リア王オヤジに効くエンタメサプリ（リア王オヤジに効く本；リア王オヤジに効くマンガ　ほか）

著者等紹介

齋藤孝［サイトウタカシ］
１９６０（昭和３５）年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現職。２００１年『身体感覚わ取り戻す』（ＮＨＫブックス）で新潮学芸賞受賞。同年『声に出して読みたい日本語』（草思社・毎日出版文化賞特別賞）がシリーズ２６０万部のベストセラーになり日本語ブームに火をつけた。その後コメンテーターをはじめテレビ出演多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[hk]

本書でいうリア王というのは老害のメタファだ。老害とは、自分の持っている世界観がとっくに通用しなくなっていることに気付かず、現状に対して不満ばかりまき散らしている御仁をいう。例えばオイラが最近お目にかかったＢ級老害は、ドトールで店員さんに「席までミラノサンドＢ（ドリンク無し）を持ってこい。それがサーヴィス業のあるべき姿なんじゃ…」と説教を垂れていた爺さんだ。不機嫌な顔、陰湿な話しぶり、ああはなりたくないと思うが、オイラの中にも徐々にだが確実に老害が忍び寄っている。本書は老害と不機嫌から脱却する手ほどき本だ。

2019/09/02

[nakmas]

リア王を読んでから、もう一度読みたい。 我々中年から高齢になりかけの人には示唆に富んでいる。 近頃のオヤジは。。とも言ってもらえなくなることへの危機感。。

2019/09/14

[小紫]

対象は高齢者とその予備軍の男性たちでしょうけれど、「不機嫌」なオヤジ達を見分けて避けていくのにも役立ちそうな一冊。作者がこういう行動はもはやダメな時代ですよ、と言っていることを理解出来る人が増えていってほしいものです。例に挙げられたキレがちのリア王にならないための参考としてのエンタメ作品や、著名人の様子なども楽しく読みました。ただ、序文中の「18世紀イギリスの劇作家シェイクスピア」って？？　一体どこのシェイクスピアのことなのか誰か教えて下さい（笑）。《図書館》

2019/09/18

[ラムダ]

すごくうなずけるエピソードがたくさんありました。こんなエピソードを読むたびに某彼を思い出す。自分自身も気をつけたい。

2019/11/27

[ジム]

相対的有用感に満足する人たち。

2019/07/15