内容説明
著名人923人の死に際を描いた世紀の名著、まさかの漫画化!120人の死を収録。
目次
第1部 紀元前~平安時代の人(ピタゴラス;孔子 ほか)
第2部 鎌倉時代~戦国時代の人(源頼朝;鴨長明 ほか)
第3部 江戸時代の人(ルーベンス;宮本武蔵 ほか)
第4部 明治時代~昭和時代の人(西郷隆盛;大久保利通 ほか)
著者等紹介
山田風太郎[ヤマダフウタロウ]
1922年生まれ、2001年没。推理小説、忍法帖、明治ものなどで名を馳せた、戦後日本を代表する娯楽小説の大家。著書多数。2000年、第4回日本ミステリー文学大賞を受賞
サメマチオ[サメマチオ]
漫画家。『マチキネマ』で第1回ネクスト大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
58
NetGalleyにて読了。山田風太郎「人間臨終図巻」の漫画化ということで読んでみた。山田風太郎作品は、多くの人物をその臨終年齢順に、並べることで、人間の生死を見つめる凄い本だった。この本は、一人一ページずつで歴史順に語っていく。漫画という割には文章が多く、読むのに時間がかかったし、生死を見つめるというより、歴史的な説明に追われている人物も多い。作者のその人物への思いが出来不出来を分けているように思う。もう少し漫画ならではのアプローチが欲しかったところだ。山田風太郎作品の凄さをあらためて感じた。2019/05/06
りらこ
21
1人につき1ページ。かなりの人数の原本からの抜粋とともに、ツッコミ。面白い。人に死は必ず訪れるもの。どんな最期だったか。でもこの本はどんな最期だったかばかりより、山田風太郎氏の言葉の根拠を示している場合が多いかな。色々な人の情報カードみたい。知らなかった小ネタみたいなのもあって、面白い。2019/05/04
どあら
19
図書館で借りて読了。2022/09/13
猫丸
15
僕が読んだ4分冊の原作を出した徳間書店からの漫画版。原作の方は、読み進むにつれて不思議な気分になったのをおぼえている。当たり前のように(事実当たり前なんだろうが)襲いかかる死の理不尽さに目が眩む。迷亭が首懸の松に出くわした時みたいな気分になるのだ。漫画化された本作はまるで学習教材的な感じになっている。著者が調べて補った部分も多く、かなりまじめに描かれた印象。もうすこしふざけて茶化してもいいと思いますが。いろいろ差し障りがあるのかな?2019/04/27
Eri
9
有名な人も、結構どのようにして亡くなったのか知らないことが多いなぁとあらためて感じた。 少しだけでてくる人物紹介でも、もっとこの人物を知りたいと思ったり、本を読んでみたいと思ったりした。2022/07/03