出版社内容情報
広島から呉にお嫁に行った18歳のすず。戦時下の日常を前を向いて生きていくすずを描いた感動のアニメーション話題作が絵本に!
内容説明
絵を描くことが好きな少女・すずが、結婚して築きはじめた、新しい暮らし。だが、戦争はしだいに、すずと家族にせまり…?昭和20年、広島・呉。わたしはここで、生きている。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、アヌシー国際アニメーション映画祭長編部門審査員賞など、多くの賞を受賞し、異例のロングランを記録したアニメーション映画が、絵本になりました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
zero1
36
核戦争に勝者はいない。世界の片隅まで放射線は追ってくる。📚️主人公は絵を描くのが好きな少女すず。広島に住み海苔の収穫を手伝う。周作と結婚。次第に戦争が近づく。空襲に、運命の8月6日が…晴美の手と、すずの右手😭。印象深いサギの絵と居場所。そして8月15日。📚️戦後80年。原爆を語り伝えることを諦めた人が、いかに多いか。我々は学べるし次の世代に継承しなければ。【日本も核兵器を保有しよう】とか【核兵器は安上がり】と主張する輩に抗う人がどれだけいるか。本書の存在は大きい。2025/10/20
たまきら
32
アニメを怖がる娘さんに本を借りてみたんですが、やっぱり苦手意識。クラスの男の子に無理やりはだしのゲンを見せられて以来原爆への苦手意識が出たようです。…不思議なのは、意外なぐらいドキュメンタリーは好きで見るところ。2021/09/01
どあら
22
図書館で借りて読了。先月NHKで映画を見てとても良かったので、この本を借りました。2019/09/01
kanata
22
アニメ版の絵本。こうのさんの絵に忠実でうれしい。すずさんのおっとりしたところ、くじけないところに改めて心動かされる。2019/04/07
ほんわか・かめ
11
登録もれ。息子たちが大好きな映画。一時期は毎日見ていて、どの場面の台詞も言えるほど。映画では多分こういう意味だろうと思われるところが文章になっている点が分かりやすくて、昨年購入。次男はノベライズ版も欲しいらしい。2020/08/10




