東映実録バイオレンス 浪漫アルバム

杉作 Ｊ太郎/植地 毅【編著】

徳間書店（2018/04発売）

• サイズ A5判／ページ数 336p／高さ 21cm
• 商品コード 9784198645885
• NDC分類 778.21
• Cコード C0074

出版社内容情報

東映実録やくざ路線の深遠なる世界を巡る、好評「浪漫アルバム」シリーズ第６弾！東映実録やくざ路線は、「仁義なき戦い」を語るだけではまだ足りない！　松方弘樹・渡瀬恒彦らが画面狭しと暴れまわった数々のハードアクション、独自の魅力を放つ「刑務所」シリーズ、実録オールスター映画「日本の首領＜ドン＞」３部作、そして安藤昇主演作品など東映実録やくざ路線の魅力を語り倒す、好評「浪漫アルバム」シリーズ第６弾。

杉作J太郎［スギサクジエイタロウ］
著・文・その他

植地 毅［ウエチタケシ］
著・文・その他

内容説明

作品そのものが「事件」だった―！鮮血と銃弾が彩る７０年代東映ノワールの世界。菅原文太、松方弘樹、渡哲也、渡瀬恒彦、小林旭らの名演が光る、暴力とセンチメンタリズムに溢れた「東映実録路線」の魅力を凝縮したファンブック、遂に完成！『やくざと抗争　実録安藤組』『実録・私設銀座警察』『実録外伝　大阪電撃作戦』『沖縄やくざ戦争』『仁義の墓場』『脱獄広島殺人囚』『やくざ戦争　日本の首領“ドン”』など、『仁義なき戦い』シリーズ以外の東映実録路線３６作をフィーチャー、詳細なデータと共に徹底解説！

目次

序章　東映実録路線への道
第１章　「実録俳優」安藤昇の世界
第２章　拡大する東映実録映画の世界
第３章　深作欣二の実録映画＆「刑務所」シリーズの魅力
第４章　これがオールスター実録映画だ
終章　実録路線は何を残したか？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[vaudou]

「仁義なき戦い」以外の東映実録路線を全網羅する、浪漫アルバムの第６弾。中島貞夫監督他、インタビューの撮れ高がすごいのだけど、首まで埋めた西村晃の横をジープで走る話とか、なぜか渡瀬恒彦の人外エピソードばかりが出てきて笑う。一貫して実録の隆盛が産んだ脇役に照明を当てているのも愛おしく、後に「刑務所」もので人気を得た松方弘樹の侠気だったり、泥臭い役者魂をぶつけるピラニア軍団の青春の猛りだったりが、詩情ゆたかに伝わってくる。とことんマニアックに掘り下げることが、逆説的にガイド本としての裾野さえ広げてしまうスゴ本。

2018/05/02

[v&b]

大著 映画と併行して読んでいく 文章よい

2018/07/17

[松藤瞭太]

まだ見ぬ東映実録映画が盛りだくさん。

2018/05/01