出版社内容情報
「真の国益とは何か」について考える最後に残る日本人の最大タブー「核をめぐるお話」。畏友渡部昇一氏と共にその考察の約束をしていた「核武装は日本の国益にとって益か不利益か」。ところが惜しまれながら渡部氏は他界してしまった。そこで日下は渡邉氏の論文とともに「反核」「容核」の論者をも俎上に挙げて20年来の核武装論を総括する。つまるところ日本人にとって「核」は自身の人間としての「核」をめぐる考察でしかないと。「反核」とともに安易な「容核」ほど危険なものはない。
日下公人[クサカキミンド]
著・文・その他
目次
第1章 米朝緊迫は「チキンレース」と心せよ
第2章 私は十年以上前から「日本核武装」を説いてきた
第3章 “虚像の人”から“新しい人材”の時代へ
第4章 21世紀を乗り切るには「アイデアの泉」と化せ
第5章 気概を持って世界をリードする日本へ
第6章 国際社会は「常在戦場」と心得よ
著者等紹介
日下公人[クサカキミンド]
1930年、兵庫県生まれ。三谷産業株式会社監査役。日本ラッド株式会社監査役。東京大学経済学部卒業、日本長期信用銀行取締役、(社)ソフト化経済センター理事長を経て東京財団会長を務める。ソフト化・サービス化の時代をいち早く予見し、日本経済の名ナビゲーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。