出版社内容情報
友だちって本当に必要ですか? 異才・押井守監督が語る世間の価値観に「NO」を叩きつける刺激的で画期的な友だち論
内容説明
異才監督押井守が語る、世間の価値観に「NO」を叩きつける刺激的で画期的な“友だち論”。ロングセラー『友だちはいらない。』に新たな二章を加筆した増補版。“本当に大切な人間関係とは何か”を改めて問う一冊。
目次
第1章 友だちは幻想である
第2章 子ども時代はいじめられっこ
第3章 人間は孤独であるという当たり前の事実
第4章 “小さきもの”は人間が生きる上で不可欠な存在
第5章 友だちは死んだ人でもいい―読書のススメ
第6章 仕事をしよう―僕の職歴
第7章 一番必要なのは友だちなんかじゃなくて…
第8章 SNS―匿名社会の恐ろしさ
最終章 言葉の内実を埋めていく、それが人生です
著者等紹介
押井守[オシイマモル]
映画監督。1951年生まれ。東京都出身。1977年、竜の子プロダクション(現:タツノコプロ)に入社。スタジオぴえろ(現:ぴえろ)を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
88
まあまあ。(たぶん)押井監督と懇意の映画ライターさんが、押井守監督に「友だち」をテーマにいろいろ聞いたことをそのまま一冊の本にしたもの。冒頭で友達関係についての惜しい監督なりの結論が出てしまっているので、あとは監督のこれまでの仕事のこととか、映画監督としての話とかがメインになっている。2023/10/31
harass
73
映画監督のインタビュー本。表題に「やっぱり」とあるのは二年前に出した新書の増補版になるらしい。彼の子供のころからや仕事の経歴などを含めて、ざっくばらんに語る。この監督のことはあまり興味を持ってないのだが、途中からなかなかいいことを言っているのではと思えた。『BIGtomorrow』の記事みたいな内容に近いか。ただ増補版というが僅かな枚数を前後に付け加えただけで、増補版として新しく出すのかなあと驚いた。暇つぶしに。犬猫などのペットを飼えという。その意味は最近になってよくわかった。2018/05/17
鱒子
47
図書館本。押井守監督に映画ライターの渡辺麻記さんがインタビューした本。文筆ならともかく、口頭でここまでの自己表現出が来るスキルの高さ。押井監督、本当にすごい方です。 最近、声高に個人の価値観を主張し、それに巻き込もうとする人にウンザリしておりました。良いタイミングでこの本に出会えて、とてもスッキリしました。2018/06/07
Kei
39
リドリー.スコット愛は同じなので、そこは激しく共感。彼の映画専門の押井流評論集、読んでみたいです。2018/07/17
かめぴ
18
映画監督が何故にこんな本を⁈と思い手に取る。人類の進歩は究極ラクチンしたいという思いから、1番の面倒ストレスは人間の関係性、じゃそれをって指南書。友だちって定義が曖昧なところに引っかかってる感じ、物凄く共感する。「友だち」がイラクで失踪したらすぐに飛んで来てくれる人…なら、なかなかハードルは高い。。でも孤独を楽しめる人は孤独だとは思わないだろう。日本人は言葉を大切にしない、は目から鱗、腑に落ちたぁ。匿名で繋がる危険性を再認識。2018/10/27