出版社内容情報
メキシコを縦断する列車の屋根に乗って米国を目指す5人の子どもたちの苛酷な旅…ドイツ児童図書賞にノミネートされた話題作。
内容説明
合衆国に働きに行ったきりの母さんを追って、十四歳のミゲルは故郷グアテマラを出た。やはり合衆国を目指す四人の同年代の若者と出会ったミゲルは、いっしょに貨物列車の屋根に乗り、メキシコを縦断する旅をはじめる。飢えや渇きや寒さ、追いはぎや悪徳警官、身代金目あてのギャングなど、さまざまな苦難を切りぬけ、いっぽうで、親切な人々にも出会いながら旅を続けるうちに、五人のあいだにはかたい友情が生まれるが…?ドイツ人の著者が、アメリカ合衆国を目指しメキシコを旅する子どもたちと実際に出会い、取材を重ねて描き出した、迫力の物語。フリードリヒ・ゲルシュテッカー賞受賞、ドイツ児童図書賞最終候補作。10代~。
著者等紹介
ラインハルト,ディルク[ラインハルト,ディルク] [Reinhardt,Dirk]
1963年ドイツのベルクノイシュタットに生まれる。ミュンスター大学で歴史学の博士号を取り、同大学で研究員を勤めた後、フリージャーナリスト、コピーライターなどの仕事のかたわら、作家として活動を始める。考古学と歴史の知識をもとにした「アナスタシア・クルーズ」シリーズ(未訳)で児童文学の作家としてデビュー。『列車はこの闇をぬけて』は、2016年にドイツ児童図書賞最終候補となるとともに、二年に一度だけ贈られる、ドイツ最古の児童文学賞であるフリードリヒ・ゲルシュテッカー賞を受賞した
天沼春樹[アマヌマハルキ]
1953年埼玉県川越市生まれ。中央大学大学院博士課程修了。中央大学文学部兼任講師。著書に『水に棲む猫』(日本児童文芸家協会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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