列車はこの闇をぬけて

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198645366
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

出版社内容情報

メキシコを縦断する列車の屋根に乗って米国を目指す5人の子どもたちの苛酷な旅…ドイツ児童図書賞にノミネートされた話題作。

内容説明

合衆国に働きに行ったきりの母さんを追って、十四歳のミゲルは故郷グアテマラを出た。やはり合衆国を目指す四人の同年代の若者と出会ったミゲルは、いっしょに貨物列車の屋根に乗り、メキシコを縦断する旅をはじめる。飢えや渇きや寒さ、追いはぎや悪徳警官、身代金目あてのギャングなど、さまざまな苦難を切りぬけ、いっぽうで、親切な人々にも出会いながら旅を続けるうちに、五人のあいだにはかたい友情が生まれるが…?ドイツ人の著者が、アメリカ合衆国を目指しメキシコを旅する子どもたちと実際に出会い、取材を重ねて描き出した、迫力の物語。フリードリヒ・ゲルシュテッカー賞受賞、ドイツ児童図書賞最終候補作。10代~。

著者等紹介

ラインハルト,ディルク[ラインハルト,ディルク] [Reinhardt,Dirk]
1963年ドイツのベルクノイシュタットに生まれる。ミュンスター大学で歴史学の博士号を取り、同大学で研究員を勤めた後、フリージャーナリスト、コピーライターなどの仕事のかたわら、作家として活動を始める。考古学と歴史の知識をもとにした「アナスタシア・クルーズ」シリーズ(未訳)で児童文学の作家としてデビュー。『列車はこの闇をぬけて』は、2016年にドイツ児童図書賞最終候補となるとともに、二年に一度だけ贈られる、ドイツ最古の児童文学賞であるフリードリヒ・ゲルシュテッカー賞を受賞した

天沼春樹[アマヌマハルキ]
1953年埼玉県川越市生まれ。中央大学大学院博士課程修了。中央大学文学部兼任講師。著書に『水に棲む猫』(日本児童文芸家協会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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星落秋風五丈原

27
アニメにもなった『母を訪ねて三千里』はイタリアから出稼ぎに出た母を探して少年マルコが一人でブエノスアイレスまで旅をする。主人公のマルコは旅の途中で何度も危機に陥り、出会った多くの人に助けられ、また時には助け、優しさに触れながら成長していく。いわば小説自体がビルドゥングスロマン=教養小説であった。本作でもやはり主人公ミゲルは母親を探して故郷グァテマラからアメリカに旅をする。しかしその内容はマルコとは全く異なる。ミゲルは青少年難民センターで出会った少年に誘われて彼等と行動を共にする。2022/04/25

えりまき

16
2021(137)フィクション。ショックでした。グアテマラなどの最貧国から、アメリカを目指す5人の少年少女。母を訪ねて三千里を思い出した。アメリカに出稼ぎに行く大人たち。走行中の列車に飛び乗り、飛び降り、川の水を水筒に入れ、畑のオレンジを盗んで食べる、信頼できない警察に、残忍な犯罪組織…昔の話と思い込んでいたら、「携帯電話」が出てきて現代と気づく。作者あとがきによれば、不法移民は毎年30万人。「世界でもっとも危険な旅」のひとつ。川を越えた100人のうち、うまく合衆国との国境を越えられるのはたったひとり。 2021/06/12

tellme0112

13
夢中になってよんだ。どこに行き着くのか全く分からなかった。最後には希望が残って良かった…。2018/02/16

Cinejazz

12
ドイツ児童文学者が、中南米からアメリカ合衆国への不法移民の実態を取材して書かれた迫真のノンフィクション・ノベルです。グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスの貧困に喘ぐ10代の若者たちが、富める国アメリカ合衆国に往ったきり戻らない親兄弟を捜し求める、メキシコ縦断の危険極まりない旅が描かれていきます。2016年にメキシコ国境の「トランプの壁」が話題になりましたが、飢えと渇きに耐えて国境を目指す弱者を餌食にする、追剥ぎや悪徳警官ら大人たちの姿には、人間社会の得も言われぬ悲しみがひしひしと胸にこみあげてきます。2020/09/30

Nora

11
泣いた‥。よかったよ‥。児童書のわりに内容はかなり壮絶。素晴らしかった。2018/02/09

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